ヌレエフの亡命事件を扱った映画「The White Crow」続報

ルドルフ・ヌレエフの亡命事件を扱った、レイフ・ファインズ監督の映画「The White Crow」が製作中ですが、いくつかの続報があります。

http://www.screendaily.com/5117358.article#

監督であるファインズ自身が、ヌレエフの恩師であるアレクサンドル・プーシキン役を演じるとのことです。

キャストですが、既報の通り、ヌレエフ役を演じるのはカザン劇場のオレグ・イヴェンコ。セルゲイ・ポルーニンは、彼のライバルでのちに悲劇的な最期を遂げるユーリ・ソロヴィヨフ役を演じます。また、ヌレエフの亡命を手助けしたクララ・セイントを演じるのは、「アデル ブルーは熱い色」のアデル・エグザルコプロス。ロシアの人気女優チュルパン・ハマトーヴァ、「エル」で今年のセザール賞助演男優賞にノミネートされたローラン・ラフィットらが共演します。

撮影は2017年の夏からで、パリとサンクトペテルブルグで行われます。オペラ・ガルニエ、マリインスキー劇場での撮影も行われる予定で、レイフ・ファインズはしばしばワガノワ・アカデミーを訪れています。

原作は、ジュリー・カヴァナの「Rudolf Nureyev The Life」で、著名な脚本家デヴィッド・ヘアが脚色。BBCフィルムズが製作しており、プロデューサーは、セルゲイ・ポルーニンのドキュメンタリー「ダンサー セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣」のガブルエル・ターナです。もともと、こちらの「The White Crow」でポルーニンに出会ったことがきっかけで、「ダンサー」が製作されたとのことです。

衣装デザインは「ジャッキー」のマデリーン・フォンテーン、音楽は「ダンサー セルゲイ・ポルーニン」のイラン・エシュケリ。

この作品のクラシックの振付の監修はイーゴリ・ゼレンスキーが行う一方で、クリストファー・ウィールドンがこの映画のための振付を担当するとのことです。

「The White Crow」は今年のカンヌ国際映画祭のマーケットに出品されます。

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