笠井叡 舞踏をはじめて <3>

都立大学の飲み屋で耳にした噂話が、その後の人生を大きく変えた。1963年、19歳で大野一雄の門下生となる。 江口先生の稽古終わり、女性たちに誘われて、みんなで飲みに行くことになりました。そこで「すごく変わったおじいさんが天井から大きな牛肉の塊をぶら下げて、小指一本でつついてダンスをしているのを観た」と誰かが話すのを聞き、たいそう興味をそそられた。「それは誰?」と尋ねると、「大野一雄という人だ」と言...

記事を読む
https://dancedition.com/post-4769/