セザール・コラレスがENBからロイヤル・バレエに移籍

今年7月のイングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)の来日公演でプリンシパルに昇進したセザール・コラレスが、自身のInstagramでENBを退団することを発表しました。

今シーズン、怪我により、アクラム・カーン振付『ジゼル』出演後は舞台に立っていなかったコラレス。このコメントによれば、舞台に立っていない間に移籍を考えていたようです。1月18日と20日に、ロンドンでのENB『若者と死』に出演後、退団するとのことです。

そして、ロイヤル・バレエからは、コラレスが入団するという発表が行われました。
http://www.roh.org.uk/news/cesar-corrales-to-join-the-royal-ballet-as-a-first-soloist

2018/19シーズンの頭より、ファースト・ソリストとして入団するとのことです。10月に、芸術監督のケヴィン・オヘアにコラレスが接触して入団したいとの希望を伝えたところ、移籍が決まったとのことです。

セザール・コラレスは、キューバ生まれ。2008年カナダのナショナル・バレエスクールで学び、2010-11年にはミュージカル『ビリー・エリオット』のカナダツアーのビリー役として出演しました。2014年にYAGPのニューヨークファイナルでグランプリを受賞し、ENBに入団。2017年にはプリンシパルに昇進しました。まだ20歳の若さです。

2016年にはENBのエマージング・ダンサーコンクールで優勝し、2017年の英国ナショナル・ダンス・アワードで傑出した男性ダンサー賞を受賞するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの若手スターです。その輝かしいテクニックは、来日公演『海賊』のアリ役でご覧になった方も多いかと思います。高い技術だけでなく、アクラム・カーン『ジゼル』のヒラリオン役など、演技力を必要とする役も得意としています。



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