川井郁子さん「LUNA~千年の恋がたり~」2/23公演に、ファルフ・ルジマトフが出演

ヴァイオリニストの川井郁子さんは、アルバム「LUNA」のリリース(11月1日発売)に続き、2018年1月13日より、コンサートツアー「LUNA~千年の恋がたり~」を行います。

http://www.ikukokawai.com/tour_2018luna/

コンサートのうち、2月23日にBunkamuraオーチャードホールで開催される公演には、スペシャル・ゲストとしてファルフ・ルジマトフが出演します。記者会見が開催されました。

川井郁子さんは、2010年にルジマトフと「COLD SLEEP」(新国立劇場中劇場で上演)で初共演しました。これは鈴木勝秀さんの演出、岩田守弘さんでした。川井さんはヴァイオリンを演奏するだけでなく、ルジマトフと組んでのドラマティックで濃厚な演技も見せました。実際にこの舞台を私も観ていて圧倒されました。話題を呼んだこの作品は、映像化されて映画館でも公開、DVDも発売されました。

会見の中で、川井さんはルジマトフとの出会いについて語りました。

「初めて彼を知ったのは『シェヘラザード』。オリエンタルでエキゾチックな彼の金の奴隷には一目でファンになりました。「いつか私は必ずこの人と共演する」と思い続け、10年後に「COLD SLEEP」で初共演が実現しました。また、やはり岩田守弘さんがルジマトフに振付けた『阿修羅』にも感動しました。神々しさと官能の両方を持ち合わせた、阿修羅そのものの彼に圧倒されたので、今回の「LUNA~千年の恋がたり~」のオリエンタルな世界観にも彼はぴったりだと確信しています」

「LUNA~千年の恋がたり~」は3部形式で、そのうちの一つが、「源氏物語」をベースにした、林真理子氏の原作を基にした『源氏がたり』の上演となります。ここでは、川井さんは演奏しつつ、林真理子さんの文章の一説をナレーションしながら弾き語るとのこと。そしてルジマトフは、月の神の存在を表現する象徴的な役として登場し、月と踊るとのこと。今回も振付は岩田守弘さんですが、トータルの演出は川井さんが担当するそうです。

また、フィギュアスケーターの羽生結弦選手が長年使用している川井さん作曲の「ホワイト・レジェンド」でも、ルジマトフは踊る予定です。

今回の公演では、日本の情景を多彩な楽器を使って再現。この世界観をビジュアル的に感じられるように構想したとのこと。和太鼓奏者が4人出演し、ストリングスとコラボレーションします。とりわけ、和太鼓集団の鼓童出身で、シディ・ラルビ・シェルカウイの「Babel –words」や「Pluto」、さらに森山未來、エラホチルド「Judas,Christ with Soy」にも参加している吉井盛悟さんの存在が大きく、多くのアイディアも提供され、なくてはならないパートナーだったとのことです。

このほか、ミシェル・クワンが使用した「恋のアランフェス~レッド・ヴァイオリン」、荒川静香さんが使用している「夕顔~源氏物語より」なども演奏されます。3分の1は川井さん自身の作曲による曲で、彼女の才人ぶりがうかがえます。

ファルフ・ルジマトフ、岩田守弘、吉井盛悟という一流のアーティストを迎え、川井郁子さんがどのような情熱的で繊細な世界を表現するのか、とても楽しみな公演です。

2018年2月23日(金)
東京 Bunkamura オーチャードホール開場/18:15 開演/19:00
チケット発売日:12月2日(土)
料金:S席 8,500円 A席 6,500円
お問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799
(平日/11:00〜18:00 土日祝/10:00〜18:00)

http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/kashi/20180223.html

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