バーミンガムロイヤル・バレエのイアン・マッケイが引退

バーミンガムロイヤル・バレエを代表するプリンシパルの一人であったイアン・マッケイが引退を発表しました。

https://www.brb.org.uk/post/news-iain-mackay-set-to-retire-in-2018

スコットランドのグラスゴー生まれ。1999年にロイヤル・バレエ・スクールを卒業してバーミンガムロイヤル・バレエに入団。2003年にプリンシパルに昇進。2008年にアンヘル・コレーラが率いたコレーラ・バレエに移籍しましたが、2年後に復帰。バーミンガムロイヤル・バレエには19年間在籍し、うちプリンシパルとしては14年間活躍しました。引退公演は、2018年1月19日と20日のバーミンガム・シンフォニー・ホールとノーザンプトンのRoyal & Derngateの公演An Evening of Music and Danceで、ビントレー振付の新作「スパルタクス」のパ・ド・ドゥを踊る予定です。

マッケイはバーミンガムロイヤル・バレエの来日公演で何回か主演したほか、新国立劇場バレエ団でも、「カルミナ・ブラーナ」「ファスター」と「火の鳥」でゲスト出演しています。2008年の来日公演「コッペリア」では吉田都さんと共演しました。

2011年の来日公演でのインタビュー記事
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/interview-and-report/post-329.html

長身で恵まれたプロポーション、色気もある端正な容姿、サポートと演技のうまさでバレエ団を支えてきたマッケイ。ビントレー作品では、「シラノ」のクリスチャン、「シンデレラ」の王子と「ファスター」の初演キャストも務めています(「シンデレラ」はDVD化されています)。引退後は、子供時代に学んできたYorkshire Ballet Summer Schoolの校長に就任するとのことです。

デヴィッド・ビントレーが、彼の引退に対して贈った言葉が温かく、マッケイとビントレーの人柄の良さが伝わってきます。

「長年にわたり、イアンはこのカンパニーの最も素晴らしいダンサーであることを証明してきました。芸術家としての恐れを知らない才能ばかりだけでなく、忠実で献身的で正直であったことによっても。バレエ団の同僚に対してはとても親切でアドバイスを与え、まさに「ライト・スタッフ」であると称賛されています。Yorkshire Ballet Summer Schoolの芸術監督としての新しい仕事においても、これらの彼の美質は大いに役に立つことででしょう。
イアン、グッド・ラック!いなくなって寂しくなります」

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