2018年2月に、熊川哲也さんが企画した、世界の代表的なバレエ学校の生徒を集めたガラ公演「オーチャード・バレエ・ガラ ~世界名門バレエ学校の饗宴~」が開催されます。
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_balletgala.html
日本でも、海外留学を目指す生徒は増えるばかりですが、世界のバレエ学校の実力を目の当たりにする機会は限られています。日本のバレエ団が世界に誇れる水準の作品を生み出し、世界のバレエ界と肩を並べるレベルに達した日本。「いまやバレエの世界はボーダレス」と語るオーチャードホール芸術監督 熊川哲也が世界の若き才能を召集、今冬、オーチャードホールで次世代を担うダンサーの卵がその実力を競います。279年の歴史を誇りニコライ・ツィスカリーゼが校長を務めるワガノワ・バレエ・アカデミー(ロシア)、
今世紀を代表する振付家ジョン・ノイマイヤーが校長を務めるハンブルク・バレエ学校(ドイツ)、
マニュエル・ルグリ率いる精鋭集団として注目されるウィーン国立バレエ団の付属校ウィーン国立歌劇場バレエ学校(オーストリア)、
イリ・キリアンのエスプリが息づくハーグ王立コンセルヴァトワール(オランダ)、
北米随一の実力と知られるカナダ国立バレエ学校(カナダ)、
そして多くの優秀なダンサーを世界中に輩出しているエリート校であるオーストラリアン・バレエ・スクール(オーストラリア)。バレエ大国の6か国から国を代表する名門バレエ学校が一挙来日。プロのバレエ団でも頻繁に上演される各国を代表する振付家の作品を携え、しのぎを削ります。次世代のスターがここ日本で開花する瞬間をお見逃しなく。
2018/2/11(日・祝)13:00開演
2018/2/12(月・休)13:00開演
≪入学特別オーディション 同時開催決定≫
プロのダンサーを志す日本のバレエ学習者にさらなるチャンスを提供するため、公演に参加するバレエ学校への入学特別オーディションを開催いたします。オーディションで選ばれた方には各対象校の入学許可等が授与されます。
なお、オーディションは一般公開の予定です。世界に羽ばたく若き新鋭たちの挑戦をどうぞお楽しみに。
※応募要項など詳細は決定次第、Bunkamuraホームページにてお知らせいたします。
曲目・演目
ロシア:ワガノワ・バレエ・アカデミー (校長:ニコライ・ツィスカリーゼ)
『フローラの目覚め』より“パ・ド・カトル”
振付:マリウス・プティパ 音楽:R.ドリゴ
『人形の精』より“パ・ド・トロワ”
振付:S.レガート/N.レガート(改訂:ニコライ・ツィスカリーゼ) 音楽:R.ドリゴ
ドイツ:ハンブルク・バレエ学校 (校長:ジョン・ノイマイヤー)
『バッハ組曲2』より
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:J.S.バッハ
オーストリア:ウィーン国立歌劇場バレエ学校 (校長:マニュエル・ルグリ)
*演目未定
オランダ:ハーグ王立コンセルヴァトワール (校長:ヤン・リンケンス)
『Evening Songs』より
振付:イリ・キリアン 音楽:A.ドヴォルザーク
『無言歌集』より
振付:ハンス・ファン・マーネン 音楽:F.メンデルスゾーン
カナダ:カナダ国立バレエ学校 (校長:メイビス・ステインズ)
*演目未定
オーストラリア:オーストラリアン・バレエ・スクール (校長:リサ・パヴァーン)
『VITAE』
振付:マーガレット・ウィルソン 音楽:B.デスナー
スタッフ
総合監修:オーチャードホール芸術監督 熊川哲也
会場
Bunkamuraオーチャードホール
その他の情報
※5歳以上入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※特別録音音源を使用いたします。
※出演者・演目は2017年11月17日現在のものです。追加演目は決定次第、Bunkamura HPで発表致します。
※出演者の病気や怪我等、やむを得ない事情で変更になる場合がございます。公演中止の場合を除き、演目や出演者変更等に伴うチケットの払い戻しや変更はお受けできませんので、予めご了承ください。
※公演中止の場合の旅費、チケット送料等の補償は致しません。
[主催]
Bunkamura/TBS/WOWOW
チケット情報
料金
S¥10,800 A¥8,000 B¥6,000 (税込)
※5歳以上入場可。ただし、お一人様1枚チケットが必要です。
※営利目的でのチケットの購入、並びに転売は固くお断り致します。
MY Bunkamura先行販売
2017/11/22(水)
一般発売
2017/11/25(土)
チケット発売についての詳細はこちらで
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/18_balletgala.html
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今年、カナダ・ナショナル・バレエスクールで、アセンブリ・インターナショナルという4年に1度、世界中のバレエ学校の生徒と教師が集まるカンファレンスが開催されました。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2017/05/post-e396.html
今回の企画は、こちらの日本版に近いイメージなのではないかと思います。日本ではこのような試みは初めてだと思いますが、素晴らしい企画ですよね。欲を言えば、K-Balletスクールなど日本のバレエ学校との交流もあるとさらに良いと思います。熊川さんは、日本のバレエの未来をしっかりと見据えていますね。
なお、先日、今回参加するオランダ:ハーグ王立コンセルヴァトワールのヤン・リンケンス校長によるワークショップを取材しました。こちらのワークショップの内容はまた後日掲載しますが、ここで、今回上演されるハンス・ファン=マネン振付の『無言歌集』(Songs Without Words)というレパートリーを学ぶというもので、大変素晴らしいものでした。
http://shballet.jp/audition_info.html