2018年3月東京シティ・バレエの『白鳥の湖』は豪華スタッフ・キャスト

来年3月に、東京シティ・バレエ団は創立50周年記念公演『白鳥の湖』〜大いなる愛の讃歌〜という公演を行います。

http://www.tokyocityballet.org/schedule/schedule_000336.html

これは大変豪華な公演となっています。

まず、大野和士さんの指揮で東京都交響楽団が演奏するというのが話題となっています。都響がバレエ公演のピットに入るということは非常にまれなことです。もしかしたら初めてかもしれません。
http://www.tmso.or.jp/j/topics/detail.php?id=1194

そして、『白鳥の湖』の日本初演(1946年)で舞台美術を担当したのがかの藤田嗣治。その藤田嗣治が手がけた舞台美術を復元・新制作して上演するというのも大きな話題です。
今年、佐野勝也さんの「フジタの白鳥」という本が出版されましたが、これはわずかに残っていた『白鳥の湖』日本初演の舞台美術の貴重な資料や関係者の証言を基に、この作品の舞台美術を研究した、今は亡き佐野さんの労作であり絶筆です。この佐野さんの研究が、今回の舞台美術に大いに貢献していることでしょう。

出演者も豪華です。ベルリン国立バレエから、ロイヤル・バレエなど世界で活躍するヤーナ・サレンコとディヌ・タマズラカルをゲストに迎えます。
(追記:ヤーナ・サレンコは都合により降板することになったとのことです。代役は未定)

そしてバレエマスター(ゲスト)としてはウラジーミル・マラーホフとヴィズラフ・デュディックが参加。マラーホフといえば、最近クロアチア国立バレエで、マラーホフ版『白鳥の湖』を初演したところです。


演出・振付:石田種生
(プティパ・イワノフ版による)
指揮:大野和士
(東京都交響楽団・音楽監督)
美術:藤田嗣治
芸術監督:安達悦子
演出(再演):金井利久
演出助手:中島伸欣
バレエマスター(ゲスト):ウラジーミル・マラーホフ ヴィズラフ・デュディック
バレエマスター:小林洋壱
バレエミストレス:長谷川祐子 加藤浩子
バレエミストレス(民族舞踊):小林春恵
音楽:P.I.チャイコフスキー
演奏:東京都交響楽団
美術製作:堀尾幸男
照明:足立恒
衣裳:小栗菜代子
衣裳製作:工房いーち
大道具製作:東宝舞台
舞台監督:森岡肇

2018年3月3日(土)17:00開演 ヤーナ・サレンコ、ディヌ・タマズラカル
2018年3月4日(日)15:00開演 中森理恵、キム・セジュン
2018年3月6日(火)18:30開演 ヤーナ・サレンコ、ディヌ・タマズラカル

東京文化会館大ホール 

【チケット取扱】11月8日(水)10時発売
[東京シティ・バレエ団]
https://tcballet.official.ec/
ほか各種プレイガイド

これは大変注目される公演と言えますね。

フジタの白鳥 画家藤田嗣治の舞台美術
佐野 勝也

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