ボリショイ・バレエ関連のニュースいろいろ/ 千野円句さんのボリショイ・デビュー

ボリショイ・バレエは9月15日から新しいシーズンが始まりますが、まずはダンサー一覧が更新されています。

http://www.bolshoi.ru/en/persons/ballet/all/

プリンシパルのところから、マリア・アラーシュの名前が消えていて、Working Under Contract(契約ダンサー)のところに移っています。(少し前に、ニーナ・カプツォーワとマリーヤ・アレクサンドロワもこの契約ダンサーに移行しています) ただし、アラーシュもカプツォーワも、新しいシーズンにおいて主要な役にはキャスティングはされています。

現在女性プリンシパルは8人ですが、うち4人はワガノワ・アカデミーの出身となりました。

また、男性プリンシパルからは、デヴィッド・ホールバーグの名前が消えています。
大けがから見事に復帰したホールバーグですが、2年以上ボリショイの舞台には立っていませんでした。ABTのほか、オーストラリア・バレエでもゲスト・プリンシパルとなり、つい先日は「シンフォニー・インC」に出演しました。

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さて、いくつかのキャスティングが発表されています。

9月16日の『白鳥の湖』昼公演は、アリョーナ・コヴァリョーワがオデット/オディールを初めて踊ります。王子は、ミラノ・スカラ座から移籍したジャコポ・ティッシ。そして悪の天才(ロットバルト)役には、ブラジル出身のデヴィッド・モッタ=ソアレスとフレッシュなトリオとなります。パ・ド・トロワにはクセニア・ジガンシナ。
http://www.bolshoi.ru/en/performances/36/roles/#20170916120000

9月19日の『ドン・キホーテ』では、ワガノワ・アカデミーを卒業して入団したばかりのエレオノラ・セヴェナルドが3幕の第一ヴァリエーションを踊ります。
http://www.bolshoi.ru/en/performances/912/roles/#20170920190000

また、9月30日の『エチュード』では、やはりボリショイに入団したばかりの千野円句さん(モスクワ国際コンクール、ジュニア部門1位)が主演デビューを飾ります。共演はエフゲーニャ・オブラスツォーワとヴャチェスラフ・ロパーチン。注目のほどがうかがえますね。
http://www.bolshoi.ru/en/performances/1023/roles/#20170930120000



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