オーストラリア、ブリスベンでツアー公演中のロイヤル・バレエ。昇進発表が行われました。
http://dancetabs.com/2017/07/news-royal-ballet-promotions-joiners-and-leavers-201718-season/
ヤスミン・ナグディがプリンシパルに昇進しました。
2010年にロイヤル・バレエに入団したナグディは、眠れる森の美女のオーロラ、ロミオとジュリエットのジュリエット、オネーギンのオルガ、くるみ割り人形の金平糖の精などを既に踊っています。イランとイギリスの血が入った、愛らしい容姿と高い技術を持ち合わせて、次世代のスターとして期待されています。
クリスティナ・アレスティス、ベネット・ガートサイド、トーマス・ホワイトヘッド、クリステン・マクナリーがプリンシパルキャラクターアーティストに昇進しました。
それぞれのダンサーは、キャラクター役の経験豊富で、演技力に定評があります。ロイヤル・バレエの魅力は、これら芸達者なキャラクター・アーティストたちにあると言ってもいいでしょう。
マシュー・ボールとマルセリーノ・サンベがファースト・ソリストに、リース・クラーク、ベンジャミン・エラ、アンナ・ローズ・オサリバンがソリストに昇進します。
このあたりも若手の期待株であり、マシュー・ボールやマルセリーノ・サンベはすでに主役を踊っていますね。マルセリーノ・サンベ、ベンジャミン・エラはバレエ・スプリームで来日します。
すでに発表されていましたが、ウィリアム・ブレイスウェルがバーミンガムロイヤル・バレエより、ソリストとして入団します。
Hannah Grennell, Calvin Richardson, Gina Storm-Jensen, David Yudesがファースト・アーティストに昇進します。
こちらもすでに発表されていますが、Giacomo Rovero, Francisco Serrano、Charlotte Tonkinsonの3人が研修生から正団員(アーティスト)に、Joonhyuk Jun, Joshua Junker, 前田紗江さん, Nadia Mullova-Barley, Aiden O’Brien、Amelia Palmieroが研修生として入団します。
Stanislaw Wegryznがローザンヌ国際バレエコンクール研修生として入団します。
また、休職してドレスデン・バレエで活動していたメリッサ・ハミルトンがファースト・ソリストとして復帰します。
一方で、プリンシパルのマシュー・ゴールディングは退団します。ゲストダンサーとして活躍した後、2014年に入団しましたが、最近はほとんど舞台に立っていませんでした。
ゼナイダ・ヤノウスキーは23年在籍しましたが、オーストラリア公演を最後に退団します。
15年間在籍したヴァレリー・ヒリストリフは、ロイヤル・バレエスクールの教師となるために退団します。やはり17年間在籍したヨハネス・ステパネクは、オペラとダンスのキャリアへと移行するために引退します。ファースト・アーティストのヘイリー・フォースキットは引退し、アーティストのソロモン・ゴールディングはサンフランシスコ・バレエに移籍します。
なお、
ヤスミン・ナグディは、8月にゲイリーン・ストック・メモリアル・アワードのワークショップで来日して若手ダンサーを指導します。
http://www.gsma.jp/