モダンダンスの祖と言われる伝説のダンサー、ロイ・フラーの映画『ザ・ダンサー』

 第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門正式出品/第42回セザール賞6部門ノミネートされた話題作、伝説のダンサー、ロイ・フラーの実話に基づいた映画が6月3日より上映される。

 ダンスファンの間でイサドラ・ダンカンの知名度は比較的に高いが、ロイ・フラーの名を知る人はそう多くない。しかし、フラーこそダンカンより15年早く生まれ、照明や鏡を用いた演出を舞台に積極的に取り入れ、モダンダンスのパイオニアと言われているダンサーなのである。
 身体の何倍もあろうかという長大なシルクの布を纏い、鳥のように舞う独特なスタイルは、フランスの代表的画家・ロートレックやデザイナーのモーザーなどの絵のモデルにもなり、一世を風靡した。

 フラーは当初女優を目指していたものの、彼女の舞台を観て踊りの才能を見出した伯爵のサポートを得て、いつしかパリ・オペラ座で踊る夢を見るようになる。そしてパリの観客を一夜にして魅了し、一躍スターとなった。しかし、そんな彼女に思わぬ落とし穴が待っていた…というストーリー展開。

 フラー役をミュージシャンのソーコ、ダンカンにはジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップが抜擢、ロイを愛したルイ役にはギャスパー・ウリエルが好演している。監督はステファニー・ディ・ジュースト。



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