英国ロイヤル・バレエ 映画版「ロミオとジュリエット」Blu-Ray、DVDが2月5日に発売

昨年の3月に公開されて、フレッシュな主演陣、スピーディな演出とロケ撮影で大きな反響を呼んだ英国ロイヤル・バレエの映画版「ロミオとジュリエット」、待望のBlu-Ray、DVDが2月5日に発売されます。

特典映像がなんと54分もついています。オーディション用のカメラテストなどのメイキング、監督、キャストのインタビュー(フランチェスカ・ヘイワード、ウィリアム・ブレイスウェル、マシュー・ボール、マルセリーノ・サンベ)、レッドカーペットの模様です。


このBlu-Ray、DVDのライナーノーツ(解説など)を私が担当させていただきました。

【16世紀のヴェローナを舞台に言葉を超え、躍動するダンスで描かれるー映画『ロミオとジュリエット』】

英国ロイヤル・バレエが誇る傑作、巨匠ケネス・マクミラン振付のバレエ『ロミオとジュリエット』が劇場の舞台を飛び出し、今までになかった姿でスクリーンに登場しました。シェイクスピアの戯曲にプロコフィエフが才気溢れるバレエ音楽を付け、さらにマクミランが振付けた名作バレエが、16世紀のヴェローナを再現したオープンセットを背景に、スピーディな演出と劇場用映画ならではのカメラワークによって、さらにドラマティックな姿に生まれ変りました。この映画のためにメイン・キャストとして選抜された、ウィリアム・ブレイスウェル(ロミオ)フランチェスカ・ヘイワード(ジュリエット)マシュー・ボール(ティボルト)マルセリーノ・サンベ(マキューシオ)らの若々しくシャープでスタイリッシュなダンスに加え、ロイヤル・バレエのベテラン陣の迫真の演技も見もの。この映画の創造過程を詳しくたどった特典映像も必見です。

【初回限定特典:ポストカード3種】(封入特典/なくなり次第終了となります)

とにかく主演陣、特に「キャッツ」に主演して一躍注目を浴びたフランチェスカ・ヘイワードの演技の素晴らしさに深く心を打たれた映画作品でした。ロイヤル・バレエのダンサーは皆本当に役を生きるのが見事です。マシュー・ボールの悪の魅力もひときわ輝いています。

《キャスト》

ロミオ: ウィリアム・ブレイスウェル
ジュリエット: フランチェスカ・ヘイワード
ティボルト: マシュー・ボール
マキューシオ: マルセリーノ・サンベ
べンヴォーリオ: ジェームズ・ヘイ
キャプレット夫人: クリステン・マクナリー
キャプレット卿: クリストファー・サウンダース
乳母: ロマニー・パジャック
パリス: トーマス・モック
ロレンス神父: ベネット・ガートサイド
娼婦: ティアニー・ヒープ、ラウラ・モレーラ、ベアトリス・スティックス=ブルネル
ジュリエットの友人たち: ミーガン・グレース・ヒンキス、エリザベス・ハロッド、マヤラ・マグディ、アンナ・ローズ・オサリヴァン、ジェマ・ピチュリー・ゲール、レティシア・ストック
ロザライン: 金子扶生
モンタギュー夫人: シャーン・マーフィ
モンタギュー卿: トーマス・ホワイトヘッド
エスカラス大公: ギャリー・エイヴィス

コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮: コーエン・ケッセルス
英国ロイヤル・バレエ

原振付: ケネス・マクミラン(1929-1992)
作曲: セルゲイ・プロコフィエフ(1891‒1953)
デザイン: ニコラス・ジョージアディス(1923‒2001)
監督: マイケル・ナン
撮影監督: ウィリアム・トレヴィット
エグゼクティヴ・プロデューサー:ケヴィン・オヘア、ユディット・ソース、ジャン・ヤングハズバンド
プロデューサー: クウェシ・ディクソン

2019年 イギリス

特典映像: メイキング・オブ・『ロミオとジュリエット』/レッド・カーペット/キャスト・インタビュー/フォト・ギャラリー

収録時間:本編91分+特典映像54分
字幕(特典映像):日本語

https://tower.jp/article/feature_item/2021/01/08/1105


映画版『ロミオとジュリエット』のサウンドトラック盤も発売中です。

これはロイヤル・オペラハウス管弦楽団がこの映画のためにスタジオ録音したもので、2枚組となっています。

音楽はプロコフィエフの名曲を損なうことなく、スピード感溢れる映画のストーリー展開に沿ってウィリアム・トレヴィットが中心となり見事に縮約、再構成しています。演奏は英国ロイヤル・バレエ音楽監督コーエン・ケッセルス指揮のコヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団。同楽団にとり久々のスタジオ録音となった本収録はそれぞれのシーンが目に浮かぶようなツボを心得た演奏で、映画の感動を蘇らせてくれます。




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