さいたまダンス・ラボラトリ Vol.3 集中クリエーションワークショップ&公演

国内外の多彩なダンス・プログラムを提案している彩の国さいたま芸術劇場で 若手ダンサーの育成や作品の創作を目的として、2018年から開始したプロジェクト「さいたまダンス・ラボラトリ」。第三弾となる今年度の詳細が決定しました!

©matron2019

https://www.saf.or.jp/information/detail/89479/

第一弾、第二弾で講師をつとめた小㞍健太湯浅永麻を引き続き講師/ナビゲーターに迎え、新作のクリエーションと、小㞍と湯浅が持つ身体表現のルーツであるイリ・キリアンのレパートリー(『27′ 52″』より抜粋)に挑みます。全10日間の集中ワークショップの後、その集大成として最終日の2日間に小ホールで公演を行います。

「さいたまダンス・ラボラトリ」 は、明日を担う若手ダンサーの育成や、作品の創作を目的として 2018 年度シーズンからスタートしました。2018 年の第一弾、2019 年の第二弾では講師/ナビゲーターにダンサー・振付家として国内外を舞台に活躍する小㞍健太・湯浅永麻を迎え、集中ワークショップを実施。第二弾では小㞍健太が 2011 年に Noism2 に振り付けた『Inscription』の抜粋再演、そして湯浅永麻による新作『Jardin Féerique』の 2 作品に 22 名の若手ダンサーが挑み、公開リハーサルでその成果を披露しました。

©matron2019

ダンスを実践する若手のダンサーたちが、さらなる次の一歩を踏み出すために出会い、同時代のダンス表現を共に探求し創作する場としてスタートしたこの「さいたまダンス・ラボラトリ」もいよいよ 3 回目を迎えます。 

 

 

 

「さいたまダンス・ラボラトリ」の公開リハーサルは、過去2回とも観ることができました。様々なバックグラウンドを持つ若手ダンサーが集結してクリエーションに携わり、創作した作品を発表します。この創作した作品にはオリジナリティ、秘められた力、情熱が感じられて、非常に見ごたえがありました。コンテンポラリーダンスの作品としてもレベルが高いもので、世界で活躍している二人の素晴らしいダンサー/振付家である講師によって引き出された力がみなぎっていて、とても感動的でした。コンテンポラリーダンスで活躍したい若手ダンサーにとっては、得難い体験になるはずです。コロナ禍で踊る場、学ぶ場がなかなか得られないダンサーも多い中、彩の国さいたま芸術劇場の広い稽古場で、恵まれた環境で学ぶことができる貴重な機会です。

なお、イリ・キリアンの『27′ 52″』は、シルヴィ・ギエムが引退の時に世界中を巡回したツアー「6000 Miles Away」で世界各地で上演された作品で、小㞍健太さんはギエムに依頼されてツアーに参加し、この作品を踊りました。

©matron2019

【ワークショップ日程】
2021年3月9日(火)~19日(金) ※休講日3月15日(月)
【会場】彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場 ほか

 

<タイムスケジュール&プログラム>
①11:00~12:15 クラス(バレエクラス/カウンターテクニック/ Gaga*講師:大手可奈)
②12:30~13:30 レパートリークラス( NDT レパートリー『27’52″』より抜粋)
③14:15~18:15 小㞍健太/湯浅永麻によるクリエーション

【公演日程】
2021年3月20日(土・祝)、21日(日)
【会場】彩の国さいたま芸術劇場 小ホール

(チケットは一般発売され、どなたでもご覧になることができます)

【講師/ナビゲーター】小㞍健太・湯浅永麻 

【参加費】:35,000円(税込)
【定員】:20名
【対象】:15歳以上35歳未満のダンス経験者・中級以上
※原則、全日程参加出来る方。
※対象外の年齢の方は相談可、ダンスのジャンルは特に問いません。

【お申込方法】メールにて以下の事項をご記入、添付の上、締切日までにお申込みください。
①氏名(フリガナ) ②性別 ③年齢(生年月日)
④郵便番号・住所 ⑤電話番号
⑥写真(顔写真・全身写真、各1枚) ⑦メールアドレス
⑧ダンス経験(ジャンル、年数及び舞台経験など)
⑨「さいたまダンス・ラボラトリ」に参加したい理由(200字以内)
⑩ダンスの動画(AとB両方の映像を添付またはリンクでお送りください)
A: 次の2 曲のどちらかの曲を使っての即興ダンス映像1分
フランツ・リスト:ため息
Skunk Anansie:On My Hotel Tv
B: 自作、あるいは自分以外の人の振付作品(即興不可)を踊っているソロやデュエット映像1分

 

【お申込締切】:2021年1月19日(火)必着
※応募者多数の場合は書類選考させていただきます。
※ご応募いただいた動画などからの選考で、今回は小㞍健太振付作品、湯浅永麻振付作品のいずれかにご参加およびご出演いただきます。
※結果は2021年2月12日(金) までに、応募者全員に通知いたします。
※定員に余裕がある場合、締切後でも受け付けます。

【お申込先】
[メール] workshop@saf.or.jp(件名を「ダンスラボVol.3 申込」としてください)

【お問合せ】 彩の国さいたま芸術劇場(舞踊担当) 
Tel: 048-858-5506 Mail: workshop@saf.or.jp

◆本企画は新型コロナウイルス感染症対策を講じながら開催いたします。ご参加の皆様へのお願い、当劇場の対応等
については下記をご確認いただき、あらかじめご了承のうえお申し込みいただきますようお願い申し上げます。
https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/89212/

■講師プロフィール■

小㞍健太 (コジリ・ケンタ)

1999年ローザンヌ国際バレエコンクールにてプロフェッショナル・スカラーシップ賞受賞後、渡欧。イリ・キリアン率いるネザーランド・ダンス・シアターⅠに初の日本人男性として入団。2010年よりフリーランスとなり、国内外においてダンサーとしての活動を起点に創作、振付、講師、表現指導など多岐にわたり活躍。『Study for Self/portrait』(2017年、原美術館)などの創作活動をはじめ、シルヴィ・ギエム「6000 Miles Away」世界ツアー、Noism、スウェーデン王立バレエ団に客演。近年は、渡辺レイ、湯浅永麻とOpto(オプト)を主宰するほか、新国立劇場バレエ研修所講師、オペラやミュージカルの振付/指導、フィギュアスケート日本代表選手の表現指導、DaBYダンスエバンジェリストなどを務める。

 
湯浅永麻 (ユアサ・エマ)

ネザーランドダンスシアターに 11 年間所属後フリーとなり、マッツ・エック、サシャ・ヴァルツ、 向井山朋子などの作品に出演するなど国内外で活躍。渡辺れい・小㞍健太と共同でOpto、シディ・ ラルビ・シェルカウイ率いるEASTMANに所属。XHIASMA projectを2018から開始し、振付家としてデザイナーの廣川玉枝、建築家の田根剛、作曲のworld’s end girlfriendなどジャンルの違うアーティスト達とのコラボレーション作品を発表しつつ、演劇への出演など、クリエーター、パフォーマーとして活躍の場を拡げている。第 13 回日本ダンスフォーラム賞受賞。



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