英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン、ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」金子扶生さんにクラシカ・ジャパンでインタビュー

9月4日(金)から再上映される、ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズンロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」。この映画館上映でのオーロラ役で主演した金子扶生さんに電話インタビューしました。

クラシカ・ジャパンに掲載されています。

https://www.classica-jp.com/column/17811/

 

ローレン・カスバートソンの急な降板によって当日の午後になってオーロラ役を踊ることになった時のエピソード、王子を踊ったフェデリコ・ボネッリについて、『眠れる森の美女』のオーロラ役を踊るにあたって大事にしていること、ステイホーム期間の過ごし方などについて伺いました。金子扶生さんの愛らしいキャラクターと芯の強さが伝わってきました。ロイヤル・バレエの同僚たちや、指導を務めたダーシー・バッセルの応援もあり、大きなチャンスをものにして、新ヒロインの誕生を印象づけた感動的な舞台でした。ぜひ、大画面で豪華絢爛な夢の世界と、金子扶生さんのゴージャスで優雅なオーロラを楽しんでください。

英国ロイヤル・バレエの『眠れる森の美女』は、第二次世界大戦後の1946年に、ロイヤル・オペラハウスの再オープニングを飾った作品です。戦争で傷ついた人々の心を美しいバレエが癒し、英国の復興を後押ししました。コロナウィルス禍の今だからこそ、バレエを通して芸術の力を実感できるのでは、と思います。5月に一度劇場公開されていますが、大好評につき、再上映が実現しました。

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2019/20
『眠れる森の美女』

http://tohotowa.co.jp/roh/
2020年9月4日(金)〜9月10日(木)
北海道 札幌シネマフロンティア
宮城 フォーラム仙台
東京 TOHOシネマズシャンテ
東京 TOHOシネマズ日本橋
東京 イオンシネマ シアタス調布
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜
愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ
京都 イオンシネマ京都桂川
大阪 大阪ステーションシティシネマ
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS
福岡 中洲大洋映画劇場

振付:マリウス・プティパ
追加振付:フレデリック・アシュトン、アンソニー・ダウエル、クリストファー・ウィールドン
プロダクション:モニカ・メイソン(ニネット・ド・ヴァロワとニコライ・セルゲイエフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
指揮:サイモン・ヒューイット

オーロラ姫:金子扶生
フロリムント王子:フェデリコ・ボネッリ
国王フロレスタン24世:クリストファー・サウンダース
お妃:エリザベス・マクゴリアン
カタラビュット:トーマス・ホワイトヘッド
カラボス:クリステン・マクナリー

フロリナ姫:ヤスミン・ナグディ
青い鳥:マシュー・ボール

~プロローグ~
魔法の庭の精:マヤラ・マグリ
森の草地の精:クレア・カルヴァート
歌鳥の精:アナ・ローズ・オサリヴァン
黄金のつる草の精:崔由姫
リラの精:ジーナ・ストーム=ジェンセン

 

ロイヤル・バレエのソリスト、ミーガン・グレース・ヒンキス(昨年夏開催の吉田都さんの引退公演Last Danceにも出演)が企画し、元ABTでミック・ジャガーのパートナーであるメラニー・ハムリックが振付を担当してミック・ジャガーの協力を得て、ローリング・ストーンズの音楽を使用した映像「Ghost Light」が製作されました。ミーガン・グレース・ヒンキスの他、金子扶生、ティアニー・ヒープ、ヤスミン・ナグディ、クレア・カルヴァート、アナ・ローズ・オサリヴァン、レティシア・ストック、ウィリアム・ブレイスウェル、リース・クラーク、デヴィッド・ドネリー、テオ・デュブレイル、ニコル・エドモンズがロンドンの街中で踊っています。Acting for Othersという舞台芸術界のチャリティの一環として企画されました。コロナウィルス禍で英国の舞台芸術界は大きな危機に瀕しており、サドラーズ・ウェルズ劇場、ロイヤル・オペラハウスといった著名な劇場で働く人たちの多くが、職を失ったり一時的に解雇されたりしています。

寄付先:

https://www.justgiving.com/fundraising/savetheartsuk

ロイヤル・バレエは10月にガラ公演を行う予定ですが、まだ来シーズンはいつ開始するのかも、どんな作品が上演されるのかも発表されていません。



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