Alexandre Magazineに、ミハイロフスキー劇場バレエ、ジュリアン・マッケイのインタビュー&フォト

11月21-24日まで開催されていたミハイロフスキー劇場バレエの来日公演。『パリの炎』(メッセレッル)、『眠りの森の美女』(ドゥアト)と日本初演作品2本で、とても充実した公演でした。両作品とも舞台装置がとてもゴージャスで、特にドゥアト版『眠りの森の美女』のパステルカラーの洗練されて愛らしくセンスの良い装置や衣装はまさに夢の世界。

パフォーマンスも、ヴォロンツォワ、ソボレワ、ペレン、ボンダレンコ、ザイツェフ、レベデフ、ラティポフが大活躍。ロシアのトップカンパニーならではの美しくアカデミックなテクニックを持ったエレガントなダンサー揃いです。個人的には、同世代のロシアの王子の中ではトップクラスに成長したレベデフが観られたのが嬉しかったです。カンパニーもクオリティが高く、懐かしいベテランの健在ぶりと、美しいプロポーションを備えた若手ダンサーたちも観られて、大満足でした。

その中で今回大きな話題を呼んだのが、わずか21歳ながら『パリの炎』に主演し、王子そのものの外見とは裏腹の情熱的な演技と気迫、柔軟で美しい身体としっかりとした技術を持ち合わせた新星、ジュリアン・マッケイ。今回が初来日となりましたが、Instagramに渋谷の街に天使のように舞い降りた写真が投稿されるや否や、大センセーションを呼びました。

光藍社さんの公式サイトでも、電話でジュリアンにインタビューをさせていただきましたが、Alexandre Magazineでは、来日直後に彼と、弟のニコラスにインタビューをし、また井上ユミコさんが最新のモードに身を包んだジュリアンを撮影。この若さとは思えない思慮深く行動力抜群のジュリアンの言葉、そして尖ったセンスも着こなせる彼の突き抜けた魅力をお楽しみください。

https://www.alexandremagazine.com/011

 

(C) Yumiko Inoue

(C) Yumiko Inoue

(C) Yumiko Inoue

(C) Yumiko Inoue

ジュリアンと弟のニコラスはとても仲が良く、ジュリアンの写真を撮らせたらニコラスほど美しく撮る人はいないと感じていましたが、こちらの井上さんの写真も素敵です。本当に感じの良い好青年そのものの二人でした。

そしてインタビューや撮影の間中も、いかにこの兄弟が二人三脚であるかということを実感しました。二人はマッケイ・プロダクションズと言うプロダクションカンパニーを設立し、様々な企画を進めて行くとのことです。また、ウラジーミル・シクリャーロフ(マリインスキー・バレエ)とも契約を結んだり、美術展を企画したり、地元モンタナでバレエフェスティバルを開催するなど、この若さで驚くべきしっかりとしたビジョンと行動力を持ち合わせています。今回は初来日でしたが、また近いうちに日本でまた観られる予感がしますね。これからの彼らの活躍が楽しみです。

(後日ムービーも追加されますので、お楽しみに!)



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