12月のWOWOWは、「特集 ボリショイ・バレエの世界」が放映されます。
https://www.wowow.co.jp/special/015608
中でも注目は、「ボリショイ・バレエ 連続ドラマ 運命のスワン~ユリアとカリーナ」
ロシアの名門、ボリショイ劇場のバレエアカデミーで頂点を目指す2人の少女の姿を描き、2018年に日本で公開された映画『ボリショイ・バレエ 2人のスワン』が連続ドラマとなって生まれ変わります。世界的トップダンサーが集結し、本格的なバレエシーンの迫力とひたむきな少女たちの闘いを描いたバレエ・エンターテインメント。
ボリショイ劇場が擁するバレエアカデミーに入学した貧しい炭鉱町で生まれたユリア(マルガリータ・シモノヴァ)と、裕福な家庭に生まれたカリーナ(アンナ・イサエヴァ)。カリーナの踊りは優雅にひときわ輝き、期待のエリートとして一躍プリマ候補になる。一方で、ユリアの隠された跳躍力や表現力を、かつての伝説のプリマで講師のガリーナ先生(アリーサ・フレインドリフ)だけは見抜き、才能を伸ばそうとする。境遇もスタイルもすべて正反対の2人がプリマを目指し、恋とバレエを競い合う。最後に主役の座をつかむのは?
「ボリショイ・バレエ 連続ドラマ 運命のスワン~ユリアとカリーナ」は、映画版をドラマシリーズとして再構成しており、二人の少女時代から「白鳥の湖」に主演するまでを時系列に沿ってたっぷりと描いており、大河ドラマのような展開となっています。バレエシーンも長くしており、二人のバレエ・ライフの細かなディテールもその場に立ち会っているような臨場感になっているそうです。もちろん、本物のボリショイ劇場での撮影も行われています。
映画「ボリショイ・バレエ 二人のスワン」は、ロシア映画祭のプレミア上映で観ていますが、二人の生い立ちからライバル関係までもが、まるでバレエマンガのようにドラマティックに描かれていて、とても面白い作品でした。主演の二人ですが、ユリア役のマルガリータ・シモノヴァはポーランド国立バレエ団の現役ソリスト、カリーナ役のアンナ・イサエヴァはボリショイ・バレエ・アカデミーを卒業してクレムリン・バレエで踊っており、二人とも本格的なダンサーなので、バレエシーンも見ごたえあります。
また、第4話には、パリ・オペラ座の人気エトワールで今はスウェーデン王立バレエの芸術監督であるニコラ・ル=リッシュが、ゲスト出演するスターダンサー役として出演して踊っており、ユリアに人生の啓示を与えるという重要な役割を果たしているのも注目すべき点です。
さらに、ガリーナ先生役のアリーサ・フレインドリフは、タルコフスキーの「ストーカー」にも主要な役で出演している、ロシアを代表する国民的な名優です。
第1話 炭鉱の街 12/25(水)よる7:45 ※無料放送 リピート放送あり 12/28(土)午後3:00
第2話 モスクワ 12/28(土)午後4:00