ボリショイ劇場の2019-20シーズンが発表されています。
https://www.bolshoi.ru/upload/medialibrary/263/263c3a1788a94db63e6940df88bbdbb7.pdf
バレエについては、以下の新作があります。
新作
「ジゼル」 アレクセイ・ラトマンスキー振付
「巨匠とマルガリータ」 エドワード・クラグ振付、音楽はショスタコーヴィチとシュニトケ
ヴャスチェスラフ・サモドゥーロフ(「ダンスマニア」ユーリ・クラサヴィン作曲、アントン・ピノモフ(「四季」グラズノフ作曲)、アルテミイ・ベリャコフ(「メイド・イン・ボリショイ)アナトリー・コロリョーフ作曲)の新作トリプルビル
※ベリャコフはボリショイのリーディングソリスト
ボリショイ・バレエの映画館上映は新収録4本と録画3本。
新収録は、
「ライモンダ」
新しいラトマンスキー振付「ジゼル」
「白鳥の湖」
「ジュエルズ」
録画は
「海賊」
「くるみ割り人形」
「ロミオとジュリエット」(ラトマンスキー版)
<Dance Inversion>
ボリショイ劇場ではDance Inversionというコンテンポラリーのフェスティバルを開催。
9月10,11日はリヨン・オペラ・バレエ、ノルウェー国立バレエの他、中国、米国、レバノンのカンパニー。
10月8,9日はアクラム・カーン、NDT、マクレガー・カンパニー他
ツアー公演
チェリャビンスク(ロシア)で「明るい小川」
マスカット(オマーン)で「オネーギン」
台北(台湾)で「スパルタクス」
ノヴォシビルスク(ロシア)演目未定
ワシントンDCで「ロミオとジュリエット」
シカゴで「白鳥」
リュブリャナ(スロベニア)で「スパルタクス」
今年の夏には、ロンドン、ロイヤル・オペラハウスでのツアー公演があります。チケットの売れ行きは、売り切れているザハロワの「白鳥の湖」と初日のスミルノワ主演「白鳥の湖」以外はあまり芳しくない模様(なぜかザハロワ、スミルノワの白鳥は1回ずつしかありません)。マルチェンコワ、セヴェナルド、シュライネル、コヴァリョーワなどの若手を主役に投入しているのが裏目に出ているようです。
そしてウラディスラフ・ラントラートフが「冬物語」の初日にアキレス腱を断裂する大けがをして、ロンドン公演にも出演できなくなってしまったのでキャスト変更も発生するようです。
新シーズンの新作はなかなか興味深いものがあります。ボリショイ劇場でコンテンポラリーダンスのフェスティバルをやるというのは時代の流れを感じますが、ラインアップも魅力的です。