第47回ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝結果 佐々木須弥奈さんが3位入賞

第47回ローザンヌ国際バレエコンクールの決勝が行われ、結果が発表されました。

https://www.prixdelausanne.org/fr/laureats-2019/

1位 マッケンジー・ブラウン (アメリカ、プリンセス・グレース・アカデミー、16歳)
2位 Gabriel FIGUEREDO (ブラジル、ジョン・クランコ・スクール、18歳)
3位 佐々木須弥奈 (日本、チューリッヒ・ダンス・アカデミー、18歳)
4位 脇塚優 (日本、ハンガリーダンスアカデミー、17歳)
5位 Shuailun WU (中国、北京舞踊学院、17歳)
6位 ジョア・ヴィトール・ダ・シルヴァ (ブラジル、Ballet Vortice 15歳)
7位 アレクサンダー・ジョアキム (ポルトガル、ロゼラ・ハイタワー国際ダンスセンター、18歳)
8位 住山美桜  (日本、チューリッヒ・ダンス・アカデミー、18歳)

コンテンポラリー賞 マッケンジー・ブラウン
観客賞 マッケンジー・ブラウン
Web観客賞 Jihyun CHOI  (韓国、ソウル芸術高校、16歳)
ヌレエフ財団の若い才能賞 ジュリア・シュガ (アメリカ、All American Classical Ballet School、16歳)
ベスト・スイス賞 佐々木須弥奈

今年はコンテンポラリーの出来がかなり重視された感じでした。課題曲も、ウェイン・マクレガーの「クローマ」と「ウルフ・ワークス」、ジャン・クリストフ・マイヨー作品など、かなり難しい作品が多かったように感じられます。そのため、シニアが上位受賞者の大半を占めていたわけですが、16歳のマッケンジー・ブラウンが3つの賞を獲って1位に。その見事なコンテンポラリーの才能は、やはり際立っていました。昨年1位のシェール・ワグマンも、やはりプリンセス・グレース・アカデミー。永久メイさんも、ここの出身です。

また2位のGabriel FIGUEREDOも、とても柔軟性と身体能力にすぐれて、ずば抜けた才能を発揮していました。

こういう素晴らしい才能の中で、日本からの出場者が3人入賞したのは快挙だと言えます。3位の佐々木須弥奈さんは、佐々木大さんの娘さん。お姉さんの佐々木夢菜さん、お兄さんの佐々木嶺さんもプロのダンサーとして活躍しています。古典(「エスメラルダ」)ばかりでなく、やはりマクレガーの「クローマ」を見事に踊りこなしていました。

あと、6位入賞のジョア・ヴィトール・ダ・シルヴァの身体能力の素晴らしさには目を瞠りました。まだとても若いけど伸びてほしいものですね。

決勝はYouTubeでも全編(ただし、幕間のパフォーマンスは含まれていません)を視聴することができます。



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