勅使川原三郎&佐東利穂子 アップデイトダンスNo.59「白痴」

KARAS APPARATUSでは、2/14(木)より、勅使川原三郎振付、アップデイトダンスNo.59「白痴」を上演します。

http://www.st-karas.com/karas_apparatus/#workshop

「白痴」
ドストエフスキーの「白痴」から変容したダンス作品「白痴」は、人間の内深くに
照射する光によって見える困惑する生の実体である。そこにある静けさは
生のふるえ、あるいは冬の凍てついた大地にのぼる一筋の煙。勅使川原三郎

勅使川原三郎さんの『白痴』は、2016年6月にKARAS APPARATUSで[アップデイトダンス No.36]として初演された後、同年12月、シアターXで再演。
そして2018年6月に再びアップデイトダンス No.52としてKARAS APPARATUSで上演された後、9月にフランス、パリのパリ シャイヨー宮劇場にて(フェスティバル・ドートンヌの一環として)ヨーロッパ初演 (8 回公演)されました。
10 月にはイタリア・フェラーラのTeatre Comunale Ferrara にて上演された後、第一回「踊る、秋田。」石井漠記念賞 受賞公演として秋田でも上演されています。

特にパリでの公演は多くのメディアで絶賛を浴び、大手新聞ル・モンド紙が選ぶ2018年のダンス公演ベスト5に選ばれています。
https://www.lemonde.fr/culture/article/2018/12/27/tous-nos-spectacles-preferes-de-2018_5402514_3246.html

また、3 月20 日~30 日 イギリス・ロンドンのPrint Room at the Coronet にて長期公演が予定されています。
https://www.the-print-room.org/theatre/spring-2019/the-idiot-saburo-teshigawara-rihoko-sato/


海外で高い評価を得ているこの作品が、小さなKARAS APPARATUSでアップデイト・ダンスとして誕生して、再びここに帰ってくることが感慨深く感じられます。

ドストエフスキーの小説の世界を一時間に濃縮し、ムイシュキン公爵とナスターシャの物語を美しく幻想的に、ムーヴメントで表現した 「白痴」は、抽象的な身体表現の可能性を極限まで追求した芸術作品です。ショスタコーヴィチのワルツに乗って踊られる勅使川原さんと佐東さんのデュエットはくらくらするような気品に満ち、屈指の名場面ともいえることでしょう。2人しか舞台におらず、舞台装置もない中で、想像力を掻き立てられ、19世紀ロシアへと連れて行かれます。貴婦人そのものの優雅さあふれる佐東さんの美しさ、勅使川原さんの善良さの中にある狂気の表現、思わず虜になってしまうようなダンスです。


アップデイトダンスNo.59
「白痴」


出演 勅使川原三郎 佐東利穂子
演出 照明  勅使川原三郎

【日時】2019年 
2月14日(木)20:00
2月15日(金)20:00
2月16日(土)16:00
2月17日(日)16:00
2月18日(月)休演日
2月19日(火)20:00
2月20日(水)20:00
2月21日(木)20:00
2月22日(金)20:00
*受付開始は30分前、客席開場は10分前

【料金】
一般 予約 3,000円 当日3,500円
学生 2,000円 *予約・当日共に

【予約】
・電話:03-6276-9136
・メール:updatedance@st-karas.com
件名を「アップデイトNo.59」とし、本文にご希望の日付・
一般または学生・枚数・住所・氏名・日中連絡のつく電話番号をご記入ください。
*予約は前日の24時まで受付けています。

【劇場】
カラス・アパラタス/B2ホール
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅
西口改札 徒歩3分
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-11-15 F1/B1/B2



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