ミハイロフスキー劇場バレエが2019年11月、4年ぶりに来日

レニングラード国立バレエという名称で頻繁に来日していて、正統派ロシアのクラシック・バレエを伝え、日本の観客に愛されてきたミハイロフスキー劇場バレエ。しばらく来日公演が途絶えていて、寂しく思っていたファンの方も多いことでしょう。

そのミハイロフスキー劇場バレエが、2019年11月、4年ぶりに来日公演を行うことが発表され、多くのバレエファンが喜んでいます。

https://www.koransha.com/ballet/mikhailovsky_ballet2019/

また、折しも、2019年秋より、ナチョ・ドゥアトが復帰することが発表されています。
2011年にミハイロフスキー・バレエの芸術監督に就任して辣腕をふるっていたものの、2014年にベルリン国立バレエの芸術監督に就任していたドゥアト。このたび、ベルリン国立バレエの芸術監督を退任したのですが、ミハイロフスキーに復帰することになりました。

ロシア語のインタビュー記事
https://vestirossii.com/kultura/nacho-dyato-vozvrashaetsia-v-mihailovskii-teatr.html

本初演!名門バレエ劇場が贈る最も華やかな古典名作バレエ。
鬼才振付家ドゥアトが手掛ける、洗練された舞台。
「眠りの森の美女」 全3幕プロローグ付
作曲:P.チャイコフスキー 振付:N.ドゥアト

フランス革命に生きる民衆の熱い想いが情熱的なバレエ舞台に!
ダイナミックな原典版による、貴重な日本公演。
「パリの炎」 全3幕
作曲:V.アサフィエフ 振付:V.ワイノーネン/改定振付:M.メッセレル

2019年2月下旬光藍社先行予約開始
詳細は2月中旬に光藍社ホームページ、または光藍社DMにて発表予定です。


演目も、ドゥアト版の「眠れる森の美女」とワイノーネン版「パリの炎」と大変魅力的なラインアップです。
出演者など詳細の発表が待たれますね。
ドゥアト版の『眠れる森の美女』はカラボスが、ドレスに身を包んだゴージャスな男性によって演じられているのが特徴です。


ミハイロフスキー・バレエは、今年の世界バレエフェスティバルにも出演するなど日本の観客にもお馴染みの人気者、輝かしいテクニックを誇るレオニード・サラファーノフ、ボリショイ・バレエで活躍したスーパースターのイワン・ワシーリエフ、ワガノワを優秀な成績で卒業し、カンパニーを代表するプリンシパルに育った貴公子ヴィクトル・レベデフなどの男性ダンサーを擁しています。さらに、少女マンガから抜け出たような美しい容姿で注目され、早くもファースト・ソリストに昇進し主役も演じているアメリカ人のジュリアン・マッケイも。

女性ダンサーでは、長年のファンにも人気で、日本で座長公演も行っている美しきプリマ、イリーナ・ペレン、ワガノワ出身で日本のドキュメンタリー番組にも登場したエカテリーナ・ボルチェンコ、ボリショイ・バレエから移籍した、ツィスカリーゼの愛弟子アンジェリーナ・ヴォロンツォワ、やはりボリショイから移籍し、レベデフとのパートナーシップで知られる美脚のアナスタシア・ソボレワなどが活躍しています。また、ポリーナ・セミオノワもゲストプリンシパルとして頻繁に出演しています。


ナチョ・ドゥアトは、スペイン国立ダンスカンパニーの芸術監督時代に多くの現代作品の傑作を振付けています。ミハイロフスキー・バレエの芸術監督に就任してからは、自身の作品をレパートリーに取り入れつつ、『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』などの自作も新たに振付けました。2019年10月には、新しい『ラ・バヤデール』を振りつけると上記の記事で語っています。



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