怪我とそのリハビリのために2年半も舞台から遠ざかっていたデヴィッド・ホールバーグ。12月に、1年にわたってリハビリのために滞在していたオーストラリアで、オーストラリア・バレエの「コッペリア」に主演して舞台復帰を果たしました。
http://dorianjesus.cocolog-nifty.com/pyon/2016/11/post-ee9a.html
「コッペリア」では長いブランクを感じさせず、良いパフォーマンスを見せることができたようです。
カーテンコールより。
公演のレビュー
https://deborahjones.me/2016/12/14/david-hallberg-in-coppelia/
金髪の美貌で貴公子のイメージの強いホールバーグですが、「コッペリア」のフランツ役という庶民的なキャラクターも魅力的に演じることができたようです。音楽性に優れ、美しい脚と高いルティレは健在。この時点では、まずはこの「コッペリア」での復帰だけを考え、そこより先のことはゆっくり考えると彼は語っていました。
しかし、このオーストラリア・バレエでの復帰が成功を収めたいうことで、古巣のABTへの復帰も発表されました。
David Hallberg Returns to American Ballet Theater
http://www.nytimes.com/2017/01/03/arts/dance/david-hallberg-returns-to-american-ballet-theater.html
1月10日よりABTでのクラスレッスンに参加し、5月からのMETシーズンでABTの舞台に復帰するそうです。まだ、どの作品に出演するかは決まっていませんが、2週間くらいでめどが立つそうです。このMETシーズンで新作「ホイップクリーム」が上演されるアレクセイ・ラトマンスキーとの仕事も楽しみにしているとのこと。
ABTの公演カレンダーを見ると、「ホイップクリーム」の他、「ジゼル」や「オネーギン」で主役男性のキャストが未定の日程があります。ここにホールバーグが出演する可能性は高いかもしれません。