マシュー・ボーンの「白鳥の湖」新演出版、2019年7月に来日

2019年7月、マシュー・ボーンが演出・振付を手がける「マシュー・ボーンの『白鳥の湖~スワン・レイク~』」が東京・Bunkamura オーチャードホールで上演されることが発表されました。

http://hpot.jp/stage/swanlake2019


マシュー・ボーンの代表作ともいえる作品で、多くの人にインスピレーションを与えてきた名作です。今回が5回目の来日になるそうです。

”今回は新演出での上演”とのことですが、どのあたりが変更になったのかは今のところはわかりません。が、今までも、上演を繰り返すたびに、少しずつ演出が変更になっている部分がありました。

英国では、このニューアドベンチャーズの「白鳥の湖」のツアーはすでに9月23日より始まっています。
https://new-adventures.net/swan-lake

12月4日から1月27日まではサドラーズ・ウェルズ劇場、5月25日までは英国内のツアーです。

そして、現在のニューアドベンチャーズ「白鳥の湖」での大きな話題は、ザ・スワン/ザ・ストレンジャーに、ロイヤル・バレエの若きプリンシパル、マシュー・ボールがキャスティングされていること。彼がリハーサルを行う様子は、ワールド・バレエ・デーでニューアドベンチャーズが公開した映像の中でも見られます。

しかしながら、ロイヤル・バレエは2019年6月に来日公演を行う予定であり、7月にはロサンゼルスのツアーもあることから、今回の「白鳥の湖」来日公演マシュー・ボールの参加はちょっと難しいような気がします。

英国での公演でやはりザ・スワン/ザ・ストレンジャーを演じているマックス・ウェストウェルは、元イングリッシュ・ナショナル・バレエで、退団後は「パリのアメリカ人」に主演してきました。また、今年の年末に公開される映画「くるみ割り人形と秘密の王国」では、花のワルツのキャバリエ役で出演しているそうです。もう一人のウィル・ボジアーは、「赤い靴」「眠れる森の美女」「シザーハンズ」といったボーン作品に出演してきたほか、ミュージカルへの出演経験もあるダンサーとのこと。

いずれにしても、男性ダンサーたちが白鳥を演じ、ダイナミックな踊りと英国王室を思わせる設定、見事な舞台装置と共に、人を愛することや人間の尊厳、苦悩、そして生きる喜びについて描いた名作中の名作なので、まだご覧になっていない人はぜひ観ていただきたいと思います。中毒症状になって何十回も劇場に通う人が出てくるのもお分かりいただけるのではないでしょうか。


なお、マシュー・ボーンのもう一つの代表作である「シンデレラ」が、現在、シアターオーブにて上演中です。
https://mbcinderella.com/

こちらは、第二次世界大戦下のロンドンを舞台にした作品で、ボーンならではのひねった設定や、マジカルな舞台体験が味わえます。英国での初演では、シンデレラ役は、ロイヤル・バレエのプリンシパルだったサラ・ウィルドーが演じました。私も3公演分ほどチケットを買っているので、観るのが楽しみです。


「マシュー・ボーンの『シンデレラ』」
2018年10月3日(水)~14日(日)
東京都 東急シアターオーブ

演出・振付:マシュー・ボーン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

キャスト
シンデレラ:アシュリー・ショー / コーデリア・ブレイスウェイト
ハリー(パイロット):アンドリュー・モナガン / エドウィン・レイ
天使:リアム・ムーア / パリス・フィッツパトリック
継母:マドレーヌ・ブレナン / アンジャリ・メーラ

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