ブルガリアのヴァルナで、世界三大バレエコンクールの一つであるヴァルナ国際バレエコンクールが7月15日より開催されています。
出場者は短期間にたくさんの作品を踊らなくてはならなくて、ハードなコンクールです。
1stラウンドでは規定のヴァリエーション、
2ndラウンドでは、19世紀の古典のパ・ド・ドゥもしくはヴァリエーション2つと、初演より5年以内の現代作品を一つ、
3rdラウンドでは、2ndラウンドで踊ったものと別の、20世紀以降に振付けられた古典作品ののパ・ド・ドゥもしくはヴァリエーション2つと、初演より10年以内の現代作品を一つ。
ソロで出場する場合には少なくとも6作品+規定作品を用意していかなければなりません。
今年の審査委員長はウラジーミル・ワシーリエフ、審査員にはエルダー・アリエフ、ロイパ・アラウホ、エリック・ヴ=アン、ラドゥ・パクリタル(振付家)、そして日本から、バレエ・シャンブルウエストの今村博明さんなどがいます。
決勝(3rdラウンド)の出場者が発表されています。
日本からは、
<ジュニア部門>15歳から19歳
五島温大(Haruto Goto)さん ベルリン国立バレエ学校
井関エレナ(Elena Iseki)さん ベルリン国立バレエ学校
大森一樹(Itsuki Omori)さん 京都バレエ専門学校→ポルトガル国立リスボンバレエ学校
<シニア部門>26歳以下
高森美結(Miyu Takamori)さん ハンガリー国立バレエ
寺田智羽(Tomoha Terada)さん エカテリンブルグ歌劇場バレエ
の5人が決勝進出しています。
また、パリ・オペラ座バレエの注目の新星、ビアンカ・スクーダモア(オーストラリア出身、現在コリフェ)、そしてフランチェスコ・ミュラ(イタリア出身、現在コリフェ)、Chun Wing LAM(香港出身、現在カドリーユ、中国人初のオペラ座団員)とパリ・オペラ座バレエ勢が3人、決勝に進出しています。
ヴァルナ国際バレエコンクールのFacebookでは、1stラウンド、2ndラウンドのコンクール動画が配信されています。ライブ中継もされていますが、後日録画での視聴も可能です。
3rdラウンドは7/26~27に行われます。