ロイヤル・バレエの昇進発表、マシュー・ボールがプリンシパルに、金子扶生さん他がファーストソリストに昇進

英国ロイヤル・バレエの昇進が発表されました。

http://www.roh.org.uk/news/the-royal-ballet-announces-promotions-for-2018-19-season

マシュー・ボールがプリンシパルに昇進しました。

2013年に入団し、まだ24歳という若さ。「ジゼル」のアルブレヒト、「眠れる森の美女」のフロリムント王子、「白鳥の湖」のジークフリート王子、「くるみ割り人形」の金平糖の王子、「マルグリットとアルマン」のアルマン、「ロミオとジュリエット」のロミオ役など多くの主役をすでに踊っています。長身で美しい容姿、次世代のスター候補です。最近では、デヴィッド・ホールバーグとナタリア・オシポワが主演する予定の「ジゼル」でホールバーグが怪我をしたため、自宅より呼び出され、急きょ2幕より代役としてアルブレヒト役を踊りました。

こちらのTimes紙の記事で、ケヴィン・オヘアは、マシュー・ボールの生まれつきの芸術性、全ての役柄への愛、そしてテクニックの向上を称え、プリンシパルにふさわしいと確信したと語っています。
https://www.thetimes.co.uk/article/matthew-ball-s-taxi-ride-to-royal-ballet-history-wv529vvz6

マシュー・ボールは今年8月30日からの「ロイヤル・エレガンスの夕べ」で来日します。また、年末にロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場にて、マシュー・ボーンの「白鳥の湖」のザ・スワン、ザ・ストレンジャー役としてゲスト出演します。


金子扶生さん、マヤラ・マグリ、ティアニー・ヒープ、ウィリアム・ブレイスウェルがファーストソリストに昇進します。金子扶生さんは、クリストファー・ウィールドン振付の「冬物語」のハーマイオニー役で主演して高い評価を得ました。長い間怪我に泣いた後の見事な復活です。ウィリアム・ブレイスウェルは、昨年バーミンガム・ロイヤル・バレエより移籍。長身の美しいダンサーです。

カルヴィン・リチャードソンがソリストに、テオ・デュブロイルとジョセフ・シセンスがファースト・アーティストに昇進します。ジョセフ・シセンスも、「ロイヤル・エレガンスの夕べ」で来日予定です。


入団者としては、昨年ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップを獲得して研修生として在籍していたStanisław Węgrzyn,が正式入団。

また、研修プログラムAud Jebsen Young Dancersで研修生だった前田紗江さん、 Nadia Mullova-Barley, Joonhyuk Jun, Joshua Junker とAiden O’Brienも正式に入団します。

Aud Jebsen Young Dancersの研修生として入団する若手ダンサーの名前はここではまだ発表されていませんが、ロイヤル・バレエ・スクールの卒業生の就職先として、数人のダンサー名が研修生として入団することが学校側からは発表されています。それによると、ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップを獲得した中尾太亮さんは、研修生として入団するとのことです。

退団者の名前もまだ発表されていません。



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