「イマーシブ シアター」と聞いて、ピンと来た人は相当のエンタメ通の方たち。2000年代にロンドンから発生した体験型演劇作品の総称であり、「観客が客席に座り、舞台上の演者を鑑賞する」という現在のシステムから脱却し、新たな観客との関係性を作り出すというもの。ニューヨークでも同類タイプの作品が多数上演されており、舞台の新しいムーブメントとして注目されている。
その新しいムーブメントを日本にもたらすのが、「DAZZLEダンスカンパニー」。1996年結成し、2017年に結成21年を迎えたメンバーは現在9名。ストリートダンスから派生し、ストーリー性を重視したオリジナルスタイルは国内外で定評を得ている。
そして本公演はなんと、会場が「非公開」という新しすぎる体験型公演となっている。知らされているのは「東京都渋谷区」ということだけ。ミステリーツアー満載感たっぷりテイストと、『タッチ・ザ・ダーク』という意味深なタイトル。
主宰者の長谷川達也によると、
「例えば劇場ではない空間で、観客の皆さんは演者に導かれ、もしくは自分の意思で自由に会場を巡りながら、様々な場所で行われているパフォーマンスや美術を観劇する、というものです」
～病院は人生の終着駅になること。
患者の死に抗う、誠実な院長がいた。
あらゆる治療を施し、命を守るためには手段を選ばなかった。必ず助ける。
仮に肉体が温もりを失ったとしても、彼は決してあきらめなかった。
まだ、救う方法があるはずだ。彼女が目を覚ますための、方法が。
このように、この病院にはおかしなところは何もない。さあ、安心して、ご来院を。
おかしなところは何もない。さあ、安心して、ご来院を～
チケットお申込みの方には、場所を秘かにお知らせするということなのでご安心を。