ヒラリオン






ジゼル3日間、4公演終わりました!
ヒラリオンとパドシスを踊りました。

キャスト表のヒラリオンに自分の名前を見つけたときから、幕が閉まるまで。不安で仕方なかったです。
自分の表現力で、お客さんを説得できるか。
自分の考えるヒラリオンは、果たして合っているのか。

なのでいつも以上に、登場のシーンから死ぬまで、ひとつひとつの動作にこだわりました。

まずは歩き方。
目で表現するのが役者なら、歩き方で表現できるのは舞台役者かな。と(笑)
一番初めの登場のシーンは、ゆっくり4カウント使って舞台中央まで歩きます。そこの歩き方である程度ヒラリオンがどんな役なのか印象付けたいと思いました。
腕の振り方や、足の開きかた。少しふてぶてしい感じに。かと言って、強すぎないように。
普通に歩いただけじゃ、いつもの僕になってしまうので、、、

マイムにこだわりました。
与えられているマイムは決まっています。
角度、身体の付け方、首の角度、ほんの少しの"間"の使い方で、まったく違った意味になるので。

ジゼルに対しては優しく"君"、恋敵のアルブレヒトに対しては荒々しく"お前"。となるように、人の指し方の強さも変えてみました

果たして、その辺の僕のこだわりがちゃんとお客さんに伝わっていたかは分かりませんが、、、

2幕の死ぬシーンは、まっすぐ、かっちりと踊るのではなく、ツイストして角度を付けて踊るように意識しました。基本的にはできるだけ正確なポジションで踊るのが好きです。でもこのシーンでは、殺される前の苦しさや恐怖を伝えたいと思いました。だから、崩した躍り方を。

ヒラリオンという役は、正直自分らしくないと思っています。だから、キャスト表に名前を見つけた時から、自分に演じれるのか怖かったです。
だからこその遣り甲斐もありました。まったくやったことのない役で、一から作っていく過程は勉強でした。

今回の全部を、今後生かしたいと思います。

カーテンコールでの温かい拍手、ありがとうございました。
間違ってはいなかったのかな?と、思えました。

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