熊川哲也芸術監督の思いを込めた『海賊』、5月24日より開幕中!

 「Kバレエカンパニーの海賊たちはジャック・スパロウよりカッコいいですよ」とユーモアたっぷりにはじまった熊川哲也芸術監督の記者会見が、本番前日の23日にBunkamuraオーチャードホールにて行われた。

 『海賊』への思いについて、「僕にとっては本番中に怪我をした作品でもあり、育ててくれた作品でもある。レパートリーに取り入れたのは、作品的に闇に埋もれていた感もあったので、復興させたい思いがあった」

 2013年のローザンヌ 国際バレエ・コンクールで第3位に輝いた、山本雅也が全幕デビューするのも大きな話題だ。
「新しい若手ダンサーたちが踊ることで作品の雰囲気もまったく変わってきますし、相乗効果を期待したい。みんな僕がアリ役で出演したDVDを見て勉強しているから、僕の悪いクセまでは真似してほしくないなって思いますけど(笑)」

 その日に公開されたゲネプロでも、ランケデム役の堀内將平が躍動感溢れるスター性を発揮、グルナーラ役の小林美奈も安定感ある踊りでカンパニーの層の厚さを証明してみせた。
「『海賊』の初演から10年を迎え、音楽と合わないステップを改良したり、10年間の経験の中で変化しています。ギラギラした若手たちのバトルを楽しみたい」

(C)Shunki Ogawa

中村祥子 (C)Shunki Ogawa



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