Noism1新作『Liebestod-愛の死』と『Painted Desert』の同時上映いよいよ迫る!

 Noism芸術監督・金森穣の最新作は、19 世紀オペラの傑作「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と終曲「愛の死」を用いた『Liebestod-愛の死』。18歳の頃から金森を魅了し続けてきたワーグナーのこの楽曲が、ついに舞台化される。「演出振付家としての原点に立ち返り、究極の愛のデュオに真正面から挑む、金森にとって『舞踊とは何か』に迫る作品」となる。
 「これほど純粋に、その音楽が私に与える啓示をその音楽とともに舞台上に顕在化させること(そうしようと試みること)は、私が20 歳の時に創作した『Under the marron tree』 以来のことかもしれません」と語るほどに、渾身の作品となることは間違いない。

 同時上演の演目は、Noism2専属振付家兼リハーサル監督を務める山田勇気の代表作『Painted Desert』。数あるNoism2の作品の中でも、群を抜いていると金森が認める秀作。「大いなる時間と戦う、夢の登場人物たち」を配し、幻想的な白の世界に観客を誘い込む。2015 年にも再演され、好評を得ているだけにさらに磨きがかかった舞台となりそうだ。

 Noism1 とNoism2 は、合同公演企画で3 月27 日から4 月8 日に初のルーマニアツアーを2 都市で開催したばかり。劇的舞踊『ラ・バヤデール―幻の国』と、Noism1『マッチ売りの話』+『passacaglia』を上演し、各公演は即完売となった。よりパワーアップしたNoismの舞台に期待したい。

 

『Painted Desert』初演より(2014年)photo:Isamu Murai

 



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