谷桃子バレエ団特別公演 師の命日に贈る~過去・現在・未来への歩み~

 長きに渡り愛されてきた中根スタジオから、新天地へと拠点を移し新たに始動した谷桃子バレエ団。移転からまだ日が浅い多忙期であるにもかかわらず、創設者谷桃子の命日に合わせた公演開催に、齊藤拓芸術監督を筆頭にバレエ団員たちの結束の高さが伺える。

 本公演は2部構成となっており、第1部は「ロマンティック組曲」谷桃子の振付作品。ショパンの音楽に乗せ、佐藤麻利香と齊藤拓が主演する。「Pas de Quatre」は、4人の舞姫たちが踊りを競い合う19世紀の名作『パ・ド・カトル』を現代に発展させてらどうなる?という発想のもと、約10年ぶりの上演となる。佐々木和葉、上島里江 、雨宮準、加藤未希がどのような競演を見せてくれるか要注目だ。
 「B-MOTION」は同バレエ団で多くの作品を手がけている岩上純の振付作品。三木雄馬のほか、吉田邑那、菅原寿一、守屋隆生、前原愛里佳、斉藤加津代、浅野華子、川村早来、馳麻弥が出演。そして第2部の「狩月記 夢を狩る人」は、京打撃団7名の和太鼓と6名のパーカッショングループによる演奏で贈る岩上の創作作品。齊藤耀、植田綾乃、檜山和久 中村慶潤、安村圭太、牧村直紀、市橋万樹の7人のダンサーによる現代音楽との融合に期待が高まる。
 創設者・谷桃子の確かな継承が、また新たに花開く舞台を待ち望みたい。



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