だいぶご無沙汰してしまいました。
BALLET TheNewClassicのことを記事にしようと思いつつ、すっかり時間が経ってしまいました。
さてさて、クレオパトラの公演が無事終わったところです。
今は札幌公演からの帰りのフライトです。
4年ぶり2度目のアントニウス役で出演させていただきました。
こうして今、文章を書いていて、4年の間で精神的な成長をとても感じています。
以前は舞台に立つのが怖かったのですが、今回も劇場入りする日は眠れず、劇場での朝のウォームアップのクラスも体が固まっているのを感じていました。
力を抜いて踊るように意識して、成功させることよりも、自分を解放するイメージで踊ると、自然と普段の自分以上の力を出せました。すごく抽象的で難しいのですが、完璧に踊るのが箱にピッタリと収まるイメージに対して、その箱から解放されるイメージです。毎回舞台に立つのが辛くて、ダンサーが向いていないと感じていたのですが、諦めずに向き合った結果、乗り越えられたことを嬉しく思います。
今回は、技術的にそこまで難しい役ではなかったので、次回のくるみ割り人形の王子でも同じように舞台に向かえたらと思います。
そんな精神的な成長に対して、肉体的な成長が少し弱いなとも感じました。先生から踊りが上達したとは言ってもらえたのですが、4年もあったのだから、本当はもっともっと上達していても良かったのではないかな、と。もっと肉体的にも成長したいと思いました。
さてさて、クレオパトラの舞台後記です。
この作品は、2幕構成で、クレオパトラを軸に物語が進められていきます。僕が登場するのは2幕だけです。
たくさんいる男性ソリストの中で、一応アントニウスが男性の主役的なポジションになっていますが、、、衣装・ヘア・音楽・振付、全てが地味です😂オクタヴィアヌスやガイドやプトレマイウスの方がよっぽど目立つ、おいしい役です。
なるほど、この与えられた条件の中で、どれだけ良いものを提供できるかが自分の役割なのか!これは最近学んだことです。BALLET TheNewClassicでは色々な分野のプロの方達と出会い、バレエは踊りだけではなく、踊り・音楽・照明・衣装・ヘアメイクに至るまで、全てが求めらることを。けれど、ダンサーは踊るだけの役割で、他のことは他の担当の方に任せきりです。けれど、こだわりの強い僕なので、本当は自分でこだわるべきだと感じました。
その後踊らせていただいた、Daft about Draftという家具のイベント。5つの家具と踊るという内容の仕事でした。1週間前に連絡がきて、会場の間取り、家具の配置、音楽、踊り始めと終わりのタイミングを伝えられました。舞台は円形で狭く、家具5つに囲まれているのでダイナミックな動きはできません。けれど、男性バレエダンサーを探していたそうなので、きっと先方の求めているのはダイナミックな動き。けれど音楽はR&Bのメロウなもの。その与えられた条件の中で、どれだけ満足してもらえるものを提供できるかという。難しかったけれど、振付を自分で考え、衣装も自分で用意し、ヘアメイクも自分で提案しました。とても勉強になる経験でした。
話が逸れたのですが、そんな経験をした後で挑んだ今回のクレオパトラです。
地味なアントニウスという役をどうやったら魅力的にできるか、劇場に入ってから特に考えました。
カツラは直しを入れてもらう。メイクはカラコンを入れる(BTNCからの自分の中での流行りです)。衣装のスカートの丈を上げてもらい、腰ベルトの位置を上げてもらう。最終公演でやっとですが、音楽の盛り上がる音に合わせて動くことで、音楽的な効果を活かす。などなど。細かくて、多分お客さまは気付かないけれど、きっと何か違うと思ってもらえたら嬉しいです。
役の踊り方についても。
初演時には、すごく優しい役として作られたアントニウスですが、考えてみたら戦士なので、そこは男らしさも大切にしました。
舞台のイメージを、Game of Thronesという海外ドラマと重ねてみていました。
そしてアントニウスはすごく展開の早い中で、役を表現しなくてはいけません。
クレオパトラと恋に落ち、そのままの流れで違う人と結婚(なんで😂)、一曲挟んでその妻を捨て、クレオパトラに駆け落ち、戦いからの自害。波瀾万丈が1時間くらいのうちに描かれています。
まずは、クレオパトラとは恋に落ちて、次に会う時は駆け落ちです。なので、しっかりと恋をしました。クレオパトラが去った後も、ずっと彼女のことを思っています。なのに断り切れず政略結婚に巻き込まれてしまいます。オクタヴィアとは、その時会ったばかりで、なのに結婚するので、この結婚に嬉しさはなく、戸惑いをベースにしました。なのでその後に続く、オクタヴィアを捨てるパドドゥへと繋がるようにしました。クレオパトラとのパドドゥは、、、再会を喜ぶものにしました。日高さんが以前ジュリエットを躍りたがっていたので、少しロミジュリ風に演じたのは、僕の個人的な思いです。
最後のバトルシーンは、苦悩の表現なので、僕の得意分野です😂
フライト中、時間があるので、すっかり長い記事になってしまいました。
お付き合いくださり、ありがとうございます!
p.s.こんな長文なのに、思いつくままを書いていて、テキストとしてはひどいです🙇🏻♂️読みづらいし、何が言いたいかもなくて、ごめんなさい🙇🏻♂️
p.s.一眼を久々に持ち歩くようになり、写真たくさんです!大阪公演のついでに、京都にも寄りました↓ブログにしかあげない写真が欲しかったので、ちょうど良かったです!