Tiny Dancers



今回のNBAバレエコンクールでの1位をはじめ、5人の受け持っている生徒が入賞しました。

僕がKバレエスクールのボーイスクラスを受け持つようになって5年目です。
生徒の成長していく姿が、何よりのやり甲斐です。

僕が10歳の時、初めてエマ先生のスタジオを訪れると「あなたはプロのダンサーになれます」(←チャーミングなロシア語なまりです)と言われ、毎日付きっきりで指導していただきました。
10代の僕が素直に従う唯一の人でした。(一度生意気すぎて勘当されたことも。毎日謝りに行って、しばらくしてから許してもらえました。10代の苦い思い出です。)

いつも穏やかで、知的で、バレエのことで知らないことはありませんでした。
「これはロシアバレエの秘密です。誰にも教えちゃダメです、サーシャにしか教えません。」と言って、色々なことを教えてくれました😂

ボーイズクラスを教え始めた頃はどうしたら良いか分からず、とりあえず厳しくしてみたり、けど本来そんなに厳しい性格でもないので、すぐにいつもの僕に戻ったり。
先生方から頂いた財産を、生徒たちにシェアしていくのも自分の役目だと思っています。自分が教わってきたことを、生徒の踊りの中に垣間見る時、役目を果たせているのを感じます。
自分のダンサーとしての成長も、指導する時に役に立ちます。僕は動きを分析するタイプなので、生徒にもどうしたらできるのかが伝えやすいです。
決して天才肌ではない自分だからこそ、なぜできないのか、どうすればできるのかを常に探す癖がついていて、それが指導に役立っています。(自分の踊りに関しては、できない理由が分かっていても、できないままのことも多いです、、、)

当時14歳で、クラスの最年少だった4人の生徒たちが、今年卒業の年です。
一人は昨夏からウィーンへ。一人は4月から新国立の研修生に。一人はYGPで3位に入賞し外国へ。一人はNBAコンクールで1位になりました。

僕がバレエダンサーになれた一番の理由は間違いなく素晴らしい先生方との出会いでした。
受け持っている生徒から、同じことを言われた時は嬉しかったです。

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