コンラッド






海賊公演、無事終わりまして。
いつも通り?舞台後記を。

自分はどちらかと言わずとも、柔らかいタイプの踊りをします。

数年前にKバレエでランケデムを踊った時。以前、ルーマニアで踊った時とはまったく違う、悪役の色を濃く出すよう、指導されました。
今から振り返ると、まだまだ全然悪役になれていなかったですが、、
海外にいた時は、「バレエは綺麗に踊るもの」というのが僕の中の認識で、だからKバレエに入団してから、演技の面でとても苦労しました。演技って何をしたら良いのか分からないし、自分を出すのも恥ずかしい。
そんな時から随分と成長し、むしろ「演技が得意」と思えるまでになったこの頃。それでも、自分の性格と踊り方の対極のようなコンラッドを踊るのはチャレンジでした。

実は、趣味で演技の勉強を始めていまして(趣味たくさんあるので😂)、それが今回の海賊に役立ちました。
まずは、コンラッドのキャラクターを考えていきます。一般的なコンラッドはなぜか『誠実で善良な男性』です。けれど、僕の中でイメージしていたコンラッドは、『海賊のボス、他のキャラクターよりも力強く、男らしく、自身に溢れた男性像』でした。このイメージを軸に、キャラクターを作っていきました。メドーラと2人きりになった時にだけ、その鎧を脱いだ優しさを出しました。

リハーサルが始まってみると、どんどん役に入っていく自分が分かり、毎回のリハーサルが楽しみでした。

僕の目指すダンサー像の一つに、役毎にまったくの別人を演じられるダンサーというのがあります。バレエ版メリルストリープ的な😂
「將平君がコンラッドなんて踊れるのかと思っていたけど、見てみたら、全然イメージと違った!」と言ってくれた友人がいました。分かる!自分でも意外!!😂

以前では絶対に表現できなかった役が、今だとどう演じるかを考えるのが楽しいです。

今回の舞台も、少し前進できた!と満足しています☺️



記事を読む
http://moondanceblog.blog.fc2.com/blog-entry-323.html

スポンサーリンク