パフォーマンスを上げるために




最近雑誌のインタビューなどで、身体についてお話しさせていただいています。
自分ではバレエのためにやっていることが、案外に皆さんの興味の対象になっているようで、いくつかシェアしようと思います。

良くも悪くも情報過多の今、ついこの間までは良いと言われていたものも、今度は良くないと言われたり。
どんなものにも二面性があるので、良い栄養素も、別の観点からは悪かったり。
なので、自分で色々試しながら合ったものを探しています。

下記は、僕が実際に今も取り入れているもののいくつかです。

・ヴィーガンベースのペスカトリアン
肉、卵、乳製品を摂らずに、植物と魚介類の食生活です。
肉は血液を濁らせ、イメージしただけでもそれがどれだけ身体に良くないかは想像つきます。
また、環境問題や動物愛護の観点からも肉を摂らないようにしています。
肉をやめてから、ジャンプの高さは人生最高!体力も疲れ知らずです!

・オイル
中鎖脂肪酸、一価不飽和脂肪酸を摂るようにしています。
身体の細胞、内蔵、脳は脂肪を主成分にしています。そこにできるだけ質の高いものを供給することでパフォーマンスが上がります。
ココナツオイル、MCTオイルを基本に、カカオバター、クリルオイル、アボカドオイルなどを。
オリーブオイルは炎症作用のオメガ6を多く含み、酸化しやすく、加熱には弱いので、少し注意が必要です。
亜麻仁油もオメガ6が多すぎるのと、不味い!ので使うことは基本的にはないです。

・遅延性アレルギー
食べてすぐに反応の出る即時性アレルギーとは別に、食後数時間~数日で反応が出るのが遅延性アレルギーです。
クリニックでの受診か、Amazonとかでも検査キットがあるので、少し高額ですがご興味ある方は検査して損はないと思います。
現代の病気のほとんどは、身体の慢性的な炎症に由来します。
アレルギーも炎症のひとつですし、添加物、砂糖、肉、低質な油、ストレス、過度の運動、etc
これらが積み重なって症状として表れるそうです。
これらのアレルゲンや要素を排除することで、身体も脳もパフォーマンスが上がります。鼻の通りが良くなったのが一番分かりやすい効果でした!

・睡眠
就寝時間は毎日決めて、ベッドに入る90分前までに40度のお湯に15分入ります。
そうすることで体温が上がり、それが90分かけて下がるのに従い眠たくなります。
夜は何も考えないように、ストレッチだけして眠ります。
朝は、カーテンを開けて陽の光を浴びることで身体を起こします。

・ストレッチ
朝は動的ストレッチ、夜は静的ストレッチを。
内容は、文章ではなかなかお伝えしずらいですが、動的ストレッチはラジオ体操の強度を上げて、反動をつけたようなものを。
静的ストレッチは、入浴後に20秒ずつかけて筋肉をひとつずつ伸ばしていきます。
入浴後が大切なのは、簡単には伸ばせない内側の筋肉も伸ばすためです。

・メディテーション
朝のルーティンのひとつに瞑想を入れています。
呼吸に集中するだけ、いたってシンプルです。
瞑想の効果は数え切れないほどあるのに、日本では未だにスピリチュアル系に分類されていることに驚きます。
集中力の向上、抗不安感、意志力を司る前頭前皮質のトレーニングなど、大きなメリットがたくさんです。

・メンタルトレーニング
これはまだまだまだまだ、試行錯誤中です。これは最近始めたばかりです。
メディテーションもそのひとつです。
脳は現実と想像を区別できません。梅干しのことを考えると唾液が出るように、思考は脳や身体に影響します。
「オリンピックで日本人が金を取れていない種目は、外人には敵わないと選手たちが言っている種目なんだよ。そんなこと言っているうちは、絶対に金は取れない。」と、著名なアスリートをみてきたメンタルコーチに言われました。

1日に練習できるバレエの時間は決まっています。
例えば3時間全力で踊ったら、きっとクタクタになります。そこから得られるものは3時間分の成長です。
しかし、3時間の練習を、毎日最高の体調でのぞみ、パフォーマンスと集中力を高いままに保てたら、3時間の練習でもそれ以上の成果が出ます。
なので、それを支えるために、栄養やら睡眠やら、身体のこと、メンタルのことを勉強しています。

玄米は完全栄養と言う人と毒素が多いと言う人、トマトは抗酸化など良い作用があると言う人と絶対に食べないと言う人。
栄養や身体のことは人によって意見が変わるので、難しいものがたくさんあります。
ここに書いたものは、そんな情報や流行に左右されずこれからも僕は続けていくと思われるものたちです。

何かの参考になれば幸いです!

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