【レビュー】ミュージカル『Live Airline』

 ​2015年の六本木・俳優座での公演を皮切りに、全国公演を行ったオリジナルミュージカル『Live Airline』。
 ニューヨークまでの飛行機内で繰り広げられるヒューマンドラマとポップなパフォーマンスが人気を博し、新たなキャストを迎えて同劇場で再演が決定。初演に続き、牧阿佐美バレヱ団プリンシパルの清瀧千晴がキャスティングされ、歌やピアノ演奏にも注目が集まっていた。

 キャビンアテンダントと男役の二役を演じる宇月颯を中心に、それぞれの役の個性を生かしつつ、特技を披露する実力派キャストたちの活躍が目立った。
 宇月は堂々とした歌唱力と演技で舞台を牽引し、松村雄基、雅原慶、山崎佳美やMAYUMIなどの美声と、中島康宏の軽快なダンス、​西村ヒロチョの弾けたパフォーマンスで会場が沸いた。清瀧のバレエは舞台が引き締まる効果があり、洗練さとポップさが上手く融合した演出が巧みに施されていた。
 限られたスペースの中でも迫力あるダンスシーンが繰り広げられ、何よりも全キャストたちが溌剌と舞台を生きている表情がパワフルで美しく、それぞれの今後の飛躍と活躍が楽しみだ。

俳優座劇場/2019年12月1日 (日)まで上演中
https://www.wingmusical.com/?_fsi=MPYAEksR

 

 



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