今回私は『ミルタ』をファーストキャストでやらせてもらったのですが、そう言えば今までミルタに注目してバレエを見たことが無かったなぁと、自分がその役を踊る事になってからやっと気が付きました。
いざ踊ってみると…、こんなに体力のいる役なんだと凄く実感し驚きでした。
身体を引きあげすぎてると前半のポアントワークやバランスが上手くいかない。
かと言って中途半端なウォーミングアップでは最後のジャンプ地獄まで持たない。
自分の体力配分など考えて踊らないといけなくて、慣れるまで『難しい踊り』でした。
ここ1週間ぐらい何だか痛いなと思っていた腰が、公演初日(金曜)を踊り終わり2日目翌朝のウォームアップ中に激痛に変わってしまい辛かったです。
その日はバチルダ役の日でミルタではないから安静にしとこうと思っていたらどんどん痛みが増してきて、踊れるかなと思うぐらい不安になってたらそんな私に気付いたミストレスさんが直ぐマッサージ師に連絡と予約をしてくれて、たまたまクラスを見に来てた同僚の彼氏(フィジオテラピストらしい)がその場で軽く調整もしてくれました。
さらに、公演本番時にはいつも劇場に1人のフィジオテラピストがついててくれるのですが、その日はたまたま監督や同僚たちが認める優秀な人が来てくれる日で、バチルダの出番後に診てもらいました。
骨盤の歪みが痛みの原因だったようで、ピャピャーと調整したらアレっと言うぐらい楽になり涙が出そうでした!
みんな凄く良くしてくれて、ホントありがとうしかない!と思う日でした。
そもそも、何故そうなったか。
原因を考えてみたらどうも、パクリュージュッテの時の空中体勢で背中が反っていて、その状態のままアチチュードで着地をし続けていてそれが凄く負担になっていたのかなと。
上体を反らしたままだった事を同僚から言われるまで気が付かなかった自分に反省。
3日目の最終公演(日曜)でもミルタを踊ったのですが、本番中上体を反らさないように全部のジャンプをしてみたら、呆れるぐらい飛びやすく着地も安全安心で、本当今まで何で気が付かなかったんやろという感じでした
(上の写真を見ても反ってるのが分かりますよね。。。 )
痛みはまだ残ってたものの土曜日よりは軽減され、最終公演は不自由なく踊れました。
みんなにありがとうです。
この瞬間を写真に撮ってもらえたのは私的に凄く嬉しくてお気に入りの1枚。
これはミルタのエントランスパートで次のパートに入る前の写真。
エントランスパートでは私の中で設定を作っていて、その設定の中でも一番好きな瞬間を撮ってもらえたから凄く嬉しいのです!
ウィリたちが住む静かな美しい森を守るという強い思いと、ミルタの大切な愛するその森の空気を全身(全霊?)で感じるという、見てる人には分からないだろう自分の中だけの設定。。。
今回もまたヘンリーさん(韓国ユニバーサルバレエのプリンシパルで元タルサバレエのプリンシパル、ヒョンジュン・リーさん)がゲストで来てくれて、やっぱり彼は違うなと思いました。
アルブレヒト、めちゃくちゃカッコよくてヘンリーさんにしか目がいかない。表情、仕草、オーラ、何から何まで見てて泣きそうになる。
一緒に舞台に立てて凄く嬉しかったですが、私はミルタだから強く負けずに居ないとダメなのに、ヘンリーさんの演技に泣きそうになったりしてヤバかったです!!
彼がタルサに来てからのリハーサル2回くらいは自分がミルタである事を忘れがちでした
ヘンリーさんと共演出来たのは嬉しいけど、でも本当は前からちゃんと見てたかった…ぅぅぅ
ONBの時にヘアメイクさんにやってもらってたやり方です。っても普通やけどね
以上ミルタの報告でした!
ではノシ
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