ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』、新バージョンで快走スタートを切る!

 本作は2001年フランスで初演され大成功を収めたのミュージカルで、小池修一郎の演出で2010年に宝塚歌劇星組で初演され以降、2011年、2013年と続くロングヒットラン作品となっているが、2017年版の『ロミオ&ジュリエット』は、演出、振付、美術、衣裳など、新バージョンとして生まれ変わることで注目を集めている。

 ということで、初日の1月15日と前日にプレスコールと公開ゲネプロが行われ、ミュージカル界の期待のホープたちがずらりと並んだ。古川雄大/大野拓朗(ロミオ)、乃木坂46の生田絵梨花/木下晴香(ジュリエット)、馬場徹/矢崎広(ベンヴォーリオ)、平間壮一/小野賢章(マーキューシオ)、そして渡辺大輔/広瀬友祐(ティボルト)の華やかなダブルキャストの顔ぶれ。衣裳や髪型、メイクに至るまで細かな箇所へのこだわりと美意識の高さが感じられ、舞台への期待も自然と高揚する。

 古川は、2011年に続くロミオ役となるが、「もう一度演じたいと密かに強く深く思っていた」という願いが叶った。大野は、「2011年の初演を観ていますが、一番好きなミュージカルです。幸せを感じている」と満面の笑顔。ジュリエット役の生田は、「役が決まったのが1年前ですが、1年を通して作品に関わるのは初めてで、ワクワク・ドキドキしています。精一杯がんばりたい」。木下は「早く初日を迎えたい。お客様に楽しんでいただきたい」と待ちきれない様子。
   
「ついに幕が開くんだなという気持ちです。キャストのみんなを信じでぶつかるだけです」(ベンヴォーリオ・矢崎)
「最後まで生き残る役なので(笑)、最後まで楽しませていただこうと思っています」(ベンヴォーリオ・馬場)
「自分らしいマーキューシオをやりたい」(マーキューシオ・平間)
「若者たちのエネルギッシュな作品なので、千秋楽までケガなくやっていきたい」(マーキューシオ・小野)
「やっときたなという気持ちです。一日一日楽しんで進化して行きたいと思います」(ティボルト・渡辺)
「密かに強く深く誰よりもティボルトをやりたいと思っていました」(ティボルト・広瀬)

 振付は、ジャズ、コンテンポラリー、ヒップホップ界で活躍中のKAORIalive, 小㞍健太、AKIHITO(ENcounter ENgravers)の3人。軽快なロック調の音楽に乗せたキレのあるダンスは見ごたえ充分。若者たちのエネルギーがぶつかり合う迫力あるシーンとなっている。
 また、「死のダンサー」も見逃せない。初演から出演している大貫勇輔と、宮尾俊太郎(Kバレエカンパニー・プリンシパル)のダブルキャスト。登場しただけで異質な存在感を漂わせ、優美に舞う” 死 ”は背中がゾクゾクさせられるほど。

 東京・大阪を合わせて約50日間にも渡るロングランとなるが、東京公演は立見席の販売が決定している。

 

 



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