2016年4月に愛知芸術文化センターにて初演された『ありか』から約9か月、豊川市御津文化会館にて再び幕を開ける。ダンサー・振付家の島地保武とラッパー・音楽家の環ROYがコラボする新しい発想の舞台が注目を浴びた『ありか』。再演にあたって、島地保武がインタビューに応じてくれた。
ー ラッパー・環との共演を果たしたご感想は?
最初は相手との共通点を探りあっていたように感じます。今は、違う認識の仕方に興味があります。それは前より少し相手を理解してきたからだと思います。
― 初演時に、想像していた通りに上手くいった点はどんなところだろうか?
再演できる作品を1つの条件として創作し、実際再演する機会が得られたことです。
― また、想定外の驚きの部分などあったのだろうか?
愛知で長く滞在して創作をしました。スタジオ以外での日常生活を共にすると、色々と驚くことがありました。というよりは、日常を共にすること自体が想定外でした。
― 再演にあたって、初演と違う試みをする部分は?
ありません。構成は変えません。各シーンのタスクをより明確にし、練習し質を上げて作品の強度を増さなければなりません。その上で即興をします。即興は試みとも言えます。
― 本公演の見どころをズバリお願いします。
人と人が進行形で仲をアップデートしていくところですね!
C) 羽鳥直志