タルサバレエ新作「チャイコフスキー」終演

タルサバレエ、ワールドプレミア「チャイコフスキー~The man behind the music~」全2幕が終演しました。

 
3月28〜31日
リハーサル(プレショー)と3公演の計4公演でした。
 
 
タルサバレエ専属振付家Ma Congによる新作で、作曲家ピョートル・チャイコフスキーの孤独な一生と同性愛の葛藤を描いたバレエとコンテンポラリー作品。
 
 
 
この作品のあらすじを・・・

同性愛に対して排他的であった19世紀のロシアで、チャイコフスキーが唯一愛したのがヴァイオリニストのヨシフ・コテク。しかし当時の社会で彼らが結ばれることはなく、チャイコフスキーは社会の目を欺くためオペラ歌手デジレ・アルトーと婚約するも、結局それを破棄。

その後、かつての教え子であるアントニーナ・ミリューコヴァからの求婚に応じ結婚するも、やはりその関係は破綻。生涯心から誰かと結ばれることはなく、その苦悩を糧に数々の名作を生んだ音楽の巨匠は、最後には唯一の心の拠り所であった、彼が幼き日に亡くなった母親の幻影に抱かれてこの世を去る。

 
 
 
 
 
私は、ファーストキャストでは、
 
 
 
オペラシーンで踊るダンサー役の『オペラパドドゥ』と、
 
 
 
 
セカンドキャストでは、
 
 
 
『デジレ・アルトー』というオペラ歌手の役を踊りました。
 
 
 
 
 
 
『オペラパドドゥ』は、アルトーのオペラコンサートで出てくるダンサーの踊り。
 
オケピットにいる本物のソプラノ歌手が歌う『None but the lonely heart』というロシア語歌詞の曲に合わせて踊ります。
 
『オペラパ』はその2、3分の曲で踊ったら、それで出番は終了!
 
舞台セットの都合でリノリウムが一番前から2枚分のスペースでしか踊れない上に、パートナリングが難しい振り付けになっていてストレスではありましたが、曲が素敵で割と好きでした。
 
 
 
 
そして、『アルトー』。
 
オペラ歌手の役という事で、『オペラパ』の『None but the lonely heart』が流れている最中は舞台セットとして吊られている透けるカーテンの後ろに『アルトー』が立ち、本物のソプラノオペラ歌手に合わせて口を動かし、歌っているかの様に演技をするというシーンがありました。
 
 
『アルトー』を踊った日は私も“歌いました”。
 
 
 
その歌う演技に振り付けはなくアドリブで見せないといけなかったので、初めてやったときは恥ずかしかったですが、2回あった本番では周りが気にならずに演技出来て楽しかったです
 
オペラコンサートを見に来たゲスト役の人達から「歌凄く良かった!」「歌詞を知ってるの?」と褒めてもらいました!!
 
(歌詞も知らなかったし練習もせずでぶっつけ本番でしたが、こういう細かいとこを褒めてくれるのは何だか特別嬉しかったです
 
 
 
 
 
赤いドレスはオペラシーンの衣装で、その後超早着替えがあり、ピンクのワンピースでダーチャ(ロシア語で別荘)シーンとなっていて、アルトーの出番はそれで終了。
 
1幕5場面中、2場面だけに出てくる役でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
新作な上にMa Congはタルサの人たちから愛されているということもあり、大盛況に終わりました!!
 
Maさんの作品はどれもパートナリングが難しく、激しい動きな踊りが多く、1キャストしかないコールド、ソリストのみんなはとても大変だったと思います。
 
みんなが無事に怪我もせず終えられて良かったです!
 
 
 
 
さて、明日からはツアーに向けてです!!
2日間リハーサルをしたらヨーロッパへ向かいます。
 
現地で更新出来るか分かりませんが、楽しみながら頑張りたいと思います。
 
ではノシ
 
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