「眠れる森の美女」の思い出

今週から「眠れる森の美女」のリハーサルが始まりました。

 
 
私はオーロラ姫とカラボスにキャスティングしてもらっています!!!
 
 
 
まだ始まったばかりで振り覚えの段階ですが、6年前の初めて踊ったオーロラの時とは全く違う感覚です!
 
あの頃、ガッついてたのか私!まだ青かったんだなぁと知りました
(今でもまだ未熟ですが、当時の感覚と比べたらという事です。)
 
 
あの頃よりは余裕があるのでもっとチャレンジ出来たらなぁと思っていますが、どうなるやら。。。(笑)
 
 
 
 
そしてカラボスは恐らく、「ドラキュラ」でやったフローラ役のお陰でキャスティングされたのかなと思っています
 
映画のマレフィセントのように美しく品のある悪役を演じれたらと思いますが。。。
(その私の設定にGOサインが貰えたらの話です!
 
 
 
楽しみです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さて、ちょっと振り返りを。
 
 
 
 
オーロラ姫は私にとって思い入れのある役の一つ。
 
 
ルーマニアのブカレスト国立歌劇場バレエ団(Opera National Bucharest)でプロとして初めての全幕ものの主役を経験したのがオーロラ姫でした。
 
 
全幕デビュー、主役デビューですね。
 
 
当時の自分は21歳。
 
 
 
 
 
 
若い私にチャンスをくれた当時の監督、
 
ルーマニア語が分からない私にロシア語でみっちり付きっ切りでリハーサルしてくれてたミストレスのジェタさん、
 
高身長でサポートがとてつもなく上手で優しい大ベテランのパートナーのジジさん、
 
毎日身近で我慢してくれたり支えてくれてた、当時のあだ名の師匠くん、
 
その他色んな方には感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 
 
 
 
初めての主役。
 
色々思い出してきました!
 
懐かしいなぁ。。。
 
 
 
 
キャストが張り出され『リラの精をするよ』と前から聞いてたからそのつもりでいたら、まさかのオーロラで、嬉しくて、でも驚きの方が強くて嘘だと思ってた事も…
 
 
毎日オーロラの事で頭がいっぱいで、色んなプリマの動画を検索しては見て、真似たり、研究してた事も…
 
 
今までリハーサルしてきた事が監督の理想ではなく、全部ダメ出しされ泣いた事も…
 
 
ONBの代表的プリマさんと話して、自分のプロとしての自覚の無さを思い知り、私の悩みはなんてちっぽけなんだと分かった事も…
 
 
 
それが平日の公演ということで、アジア人のよ〜分からん子がデビューだし、お客さんがちゃんと入ってくれるのか、不安で不安でいっぱいだった事も…
 
 
 
 
『体力が無いならペペロンチーノを食べたらいい』と言ってくれたパートナーさんの教えを成る程と聞き、毎日ペペロンチーノを作って食べてた事も…
 
けど、ペペロンチーノではあまり効果が分からず、どうしたものかと思い、『そうだ、肉だ!』という事でステーキを食べてたけど、あたってお腹を下し、結局ペペロンチーノに戻った事も…
 
 
 
 
ミストレスさんに好いてもらっていて、オーロラデビュー後で関わりが少なくなっていても、普段から気にかけてくれていて、色んな物をいつも頂いてた事も…
 
その中には、
 
新聞紙に包まれた生卵25個や、
 
私が普段買わないようなお高い蜂蜜1㎏、
 
リハ後、連行され、注意を受け、私の汗を拭いてくれながら『分かったわね!』と微笑み、私の口に直接入れてきた1粒のクルミ…
 
 
 
 
 
 
 
 
懐かしいなぁ。。。
 
というより、ミストレスのジェタさんが面白すぎて、思い出すと笑っちゃいます
 
 
 
 
あの頃は精一杯全幕をやってた印象があります。
 
力の抜き加減も分からないし、毎日凄く疲れてたのを覚えています。
 
 
終演後、顔(表情)が全くダメと監督に言われた事は今でも忘れていません。
 
 
ただ嬉しさ喜びに任せて笑顔でいればいい
 
ただ悲しそうな顔をしていればいい
 
 
デビュー良かったね〜と褒めるだけじゃなく、それではダメだとちゃんと私に言ってくれた事。
 
 
 
 
 
今こうして振り返ると愛されてたんだなぁとしみじみ。。。。。
 
 
 
 
今いるタルサバレエの監督もはっきり言ってくれるので、言い方によっては傷付いたりする事もありますが、ありがたいことなんですよね。
 
 
 
頑張ろうと思います。
 
ではノシ
 
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